.. ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ .. ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .

エリは悪くないのよ！ エリはパパの刺青、 消そうとしたんだもんね〜。 云われてｈａｔ我に返った。 そうなのだ、 娘は私の刺青を消そうとしたのだ。 ――幼稚園でイジメられているとか、 風の便りに聞いていた――。 それで割れ壜で引っ掻き、 塩入マスタードを…

私はどうやらキツク 娘を叱ってしまったらしい。 しゃくり上げながら泣いており、 また人だかりが出来、 「半径500m以内に近寄ってはならない」 筈の元女房が塚々出てきて、 唐突に 「悪かったわね〜、締まりが悪くって！」 と、私に云い棄てた。 「エリ、こ…

しかも、練り芥子で粘着させて！ フランクフルトのテキヤに分けてもらったらしい。 そりゃぁヒリヒリする道理だ。 .

「因幡の白兎なの…」 なんちゅうやっちゃ！ 日焼けしたワシの背中に、 サンオイル宜しく 塩を塗り込みやがった！ .

といって、 娘が手にしていたのは 専売公社が直売している 一番安い筈の 天然抽出の「塩」1kgだ。 〈末端価格108円！〉 .

目を開けた。 陽光が私の表情を読み取るばかりに降り注ぐ。 いや、陽光ではなかった。 娘が私を見ていた。 「パパ、お背中、どうしたの？」 ああ、そうだ、ヒリヒリ・ヒリヒリしやがる。 .

――フランコ・ゼフィレリには 『ブラザー・サン、シスター・ムーン』 という名品があるし、 しかしこれをリメイク〜参照した リリアーナ・カヴァーニの 『フランチェスコ』の方が 完成度は高かった！―― ――猫パンチの ミッキー・ロークの方ね？―― .

アレキサンドリアは「アレックス」＋ 「ｓｕｎ」＋ ――アレクサンドル・ソクーロフが 『マザー・サン』と云った―― ――そして日光へブッシュを招いた小泉が 去年、「日の昇る都」と言い損ねた―― 「オンドリャー」… いや、弄らずに擱こう。 .

視覚分度器やセレン高速カウンター、 三重眼鏡、 自慰分胴装置、 脳圧調整アナライザー、 幻覚抑制定規、 無意味螺旋運動体、 万能磁気吸収機関、 地形露出計、 遠感封印器、 ： ： ： ――の、『ミトコンドリア・カルテット』 〈水戸光圀は凄えイケメンだった…

これじゃアルフレッド・マルクイユや、 フォストロール博士の『超男性』 というよりも、 マルセル・デュシャンの『大ガラス』や ドゥルーズ＝ガタリの『欲望機械』以上に、 『超女性』ではないcut！ .

うー… 物凄い激痛。 .

云うと、 私の浴衣を裸け、 バックから ズッコンズッコン 犯られてしまった。 .

地の割れるような笑い声が響いた。 「それや、それそれ！ 待ってたでぇ！ 今日も快調やないかい？」 「はあサイですか？」 と凡庸に返すと機嫌を壊したらしい。 「オモロないわァー！ あー、もうヤメヤメ。 セックスしよ！ ＳＥＸ！」 .

「お前が待望の女房か？」 ツッコミ？と思ったけれども、 マサカネと思って無視したら 「どんどん来んかい！」 と、ドラゴン＝龍は云い放った。 「え、“望”と“房”で、フォンドボー？」 .

崑崙とか買いラッシュ（弥山→見せてッ！〉 のような特別な山なのだろう、 山頂の少し下に停まって、 そこから何故か ――ここが最重要なのだが―― ピョンピョン跳ねて もう少し上の台場になった所へ 私を運んだ。 〈不思議なのは、攫われた時は足で掴んでいたの…

そして 「君だろ？ スペシャル性転換したのは？」 云うと、 いかにも鳥類の足で器用に窓を開けて、 私を攫って遠く飛翔していった。 .

窓の外にはフェニックスが、 ギアナ高地のハチドリよろしく 一箇所停止のバタバタ飛行をしていた。 ――ほら、雲霧林の、 ニジハチドリ アオハラワタシハチドリ モンツキインカハチドリ ルリバネハチドリ オオハチドリ なんかの「∞字スカーリング」ね？―― ――メ…

「こんなぢゃアタシ、お嫁に行けない！」 と、口走ってみた所、 屋外から「行けるさ！」と 図太い声がした。 22階の窓の向こう…？ .

困った。 『雪国』の“駒ちゃん”である。 『春駒』の“独楽ちゃん”であり、 『ケープフィアー』の55個の “小間切れ”ちゃんである。 .

「貴様、膣圧をどこに忘れてきたァ？」とか、 「お前の万子はガバガバで、効目ないんぢゃァー！」 と批難してしまった女性たちの怨恨も想った。 これだけデカイ万子なら、 それこそ村上龍が味見した 某-女性キャスター達より、 遥かに“浅くて広い”だろう。 ―…

ちょ、ちょ、ちょ、 ちょっと待ってぇなァ…。 さすがにこれじゃ ビーチにも行けない。 参った。 .

翌朝、姿見に写すと、 私の背中には 巨大な 「オマ○子」が描かれていた！ ――ちびまる子の正反対〔まぎゃく〕――。 .

すると何を思ったのか、 この連中、 私を縛り上げて、 墨針と顔料で 私の背中の飛龍を弄り始めた。 「馬鹿々々、何をするんだァ！」 .

私はそれでも猛烈に眠たかったので、 「歴史に“もしも”は無いッ！」 と言い切った。 .

夜、リゾートホテル。 死んだ２人の霊が 夢枕に立った。 「あなたさえタトゥーを入れてさえなければ」 とタドタドいうので 「Tatoo」の語源が「龍」だったことを想起してしまった。 .

「別にあなたを撮っていた訳じゃないんですよォ…」 とシャラクセエので こいつも“粛清”してやった。 .

人目があった。 コソッと隠し撮りしてる奴を発見した。 「おいお前、カメラ貸せッ！」 と、ブン奪ると、 カシャカシャと蓋の所を開け、 フィルムを引き出し〈今時？？？〉、 近くのビーチパラソルの柄にブツケて破壊し、 海の遥かへ放り込んだ。 「ああ、そ…

気づいた時には そいつに血反吐を吐かせて 蹲らせていたし、 トドメの蹴りを 明後日のゴールに決め込んだ ばかりであった。 .

しかし、 日本海側のある高級海水浴場で ピチャピチャ泳いでいたら、 タドタドしい日本語のライフセーバーが 近寄って来て文句らしいことを云った。 .