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あ、それから、このほどついにデジタルリマスターか、 復刻された黒澤明まぼろしのロシア映画 『デルス・ウザーラ』も非常に良かった。 舞台はシベリアのウズリ地方だが、 蝦夷地以北にいたアイヌ人と同一民族で、 その擬人化アニミズムも実にリアルに描かれ…

『靴みがき』といふのできっと、 ジャック・ベッケルの『穴』に似てゐて暗い、 ヴィットリオ・デ・シーカ作品にオマージュ だとか何とかあるのかと思ひきや、 そんなものは微塵もない。 .

実質的なデビュー作 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』は、 乗ッケから陽気きわまりない エミール・クストリッツァの『アンダーグラウンド』で 本歌取りをされたに等しいし、 『過去の無い男』だとか『街のあかり』など ここんとこ滑った感…

さういへば、アキ・カウリスマキの最新作 『ル・アーヴルの靴みがき』は、 時折どうしやうもなく見たくなるカウリスマキ 中毒者としては嬉しい集大成作品だった。 “奇蹟”をかういふ形で今に甦らせても 構わないに違いないし、虚構たるもの もっと斯くあるべ…

『第三の男』的なチラ見せスリラー展開も、 オリノコ川での民生委員的警官の自殺や、 フォンテイン家の歌だとか、 〈『レベッカ』や『断崖』のジョーン・フォンテイン が良かったよね？＞まだ健在！〉、 〈日本なら和泉元彌？ 泉谷しげる？ え〜？！〉、 養…

そしてもう１作が『ずっとあなたを愛してる』。 フィリップ・クローデル監督作品。 ただ、これは内容ではなく、 主人公ジュリエットの妹レア役の エルザ・ジルベルスタインの演技力に 感心した。 ちょうど欲しい表現をしてくれる感じ。 ジュリエット・ビノシ…

が、画家の前振りがあれだけあって、 『最強のふたり』の クライマックス；おふざけヒゲシーンで なんでダリらなかったのか？ 不思議である。 .

バッハといへば、左手右手同権で驚いた 坂本龍一レベルでは吉永小百合に 雑談してオシマイでしかないが、 その坂本ッチャンが理解不能に陥った ドビュッシー…でもなく、私は個人的には 管楽器を毛嫌いしたグスタフ・マーラーこそが ブラスの妙味を活かし切っ…

その代わり、２作ほどまあまあの フランス映画を見付けた。 エリック・トレダノ＆オリヴィエ・ナカシュの 『最強のふたり』が先づ一つ。 何せドリカムの連中以上に アース･ウインド・アンド・ファイヤーを 神-扱いしてゐる私のことなので、 それが２曲も３曲…

だからマティアス・スクナールツと シャチ(オルカ)の登場する マリオン・コティヤールの 『君と歩く世界 Rust and bone』 （ジャック・オーディアール監督作品）は、 土曜日のNHKラジオ大阪で浜村淳が 宣伝してゐたこともあって是非とも 観に行こうと考えて…

私はかつてヴェルナー・ヘルツォーク映画 『神に選ばれし無敵の男』のジシェを演じた 元ワールド・ストロンゲストマン・ コンテスト のチャンピオン；ヨウコ・アホラが気に入っていたが、 このマティアス・スクナールツも、 石井和義が巧妙な交渉戦略で獲得…

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 キレてる！デカイ！冷蔵庫！ 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .

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クスリといへば、ドラッギー曰く 「ドーピングばれなきゃ弩ラッキー」だけれども、 男子100mのタイソン・ゲイや アサファ・パウエル、 女子100m・400mリレーのシェローン・シンプソン、 女子400m選手のドミニク・ブレーク、 女子100mのシェリーアン・フレー…

そしてその面白おかしさが感動や 落胆を招いて、人生に起伏を付ける。 多分この作は『グリッパーズ』と共に ハリウッドが映像化権を買い取って そういう演出を加えてリメイクするだらう。 .

――但し、クライマックスの飼育牛を集める シーンではホルモン剤によって 真珠入り陰茎のやうにゴツゴツになった 変な体の牛たちを見せ、 『ハルク』やFFの「ザ・シング」のみたいな 人体ホルモン野郎の マティアス・スクナールツとしっかりWり、 象徴的な映…

望むラクは、クライマックス辺りに沸き起こる 感動が欲しかった点。 ラストの悲劇は、与件を総合すれば 容易に察しの着く当然の帰結でしかない。 が、実際の世界では“論理”に、 予測不能な/不測の事態や感傷の操作が 加わって、変な肉付けが生じて、 面白お…

しかしミヒャエル・ロスカムの『闇を生きる』では DES〔ジエチルスチルベストロール〕や アンドロステンジオンといった不法な ホルモン剤を牛に打って育てる ベルギー農家の話で、 こちらの方がネーデルランダー性をよく出してゐた。 しかも息子が暴力沙汰で…

そして旅におけるトラブルだとか、 治安の悪い国へ向かう警告としては まあまあだし、三池崇史や“お岩さん”を 登場させるなど日本贔屓なのはこれは、 監督のイーライ・ロスといふよりも、 製作総指揮のクエンティン・タランティーノの 案/配慮なのだらう。 .

ただ出ダシがオランダのアムステルダムであり、 ドイツとチェコ、もしくはドイツとポーランドなる ２国越えを果たさねばならず、 バックパッカー旅行がてら序に周るにしては 遠すぎるスロバキアへの鉄道旅といふ展開には 合点が行かないけれども、 百歩ゆず…

――両方、私にとってはとても眠たい映画であった。 かつて私は睡眠薬の特効薬として チャーリー・チャップリンを長らく愛用してきたが、 映画黎明期のスラップスティックコメディ映画を 編んだシリーズを次々観て来て、 そこにはチャップリンにも笑うやうにな…

現代版『注文の多い料理店』でもある 『ホステル』は背筋に戦慄の及ぶやうな 怖い映画ではない。 さういふ点、このやうな如き物や、 『SAW』なんぞを恐怖映画第１位に推す 現代っ子の無知さが嘆かれる。ホステル 無修正版 コレクターズ・エディション [DVD]…

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 ホルモン膨れ、シルブプレ 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .

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命を守る行動を取ってください。 命を守る行動を取ってください。 命を守る行動を取ってください。 命を守る行動を取ってください。 命を守る行動を取ってください。 命を守る行動を取ってください。 .

とはいへ、34℃だって熱中症で死ぬ奴は死ぬ。 逆に100℃・120℃でも我々はサウナにおいて 平気の平左ではないくゎ！ ゼニ払て拷問うけるなんざ、 だういふ倒錯？ 要は主観の問題だし、 気合で多少は左右できるし、 嘘つく奴だって居る。 千差万別で、収拾が着か…

が、それすら所詮、気休めに過ぎぬ。 以前、「○○コンプレックス」がやたらめったらと 量産されてバブル後には殲滅したが、 勿論、商売になるからかういふ輩があとを絶たないだけ。 けれども、こんなもんは屁の河童だ。 頭文字3つや4つだけ採った略語にももー…

但し、単に「気温」だとか「湿度」だけでは 情報の性質に斑が生じ、 一概に危険だとか安全といふことが云々できぬため、 WBGT=Wet Bulb Globe Temperature (湿球黒球温度) 〈しつこく音頭〉 などといふものが開発され、 湿球と黒球と乾球によって 湿度と放射…

干された、のだ。 まるでTPPと増税のWパンチで、 あのころ日本が星されたやうに。 偉人のミイラは削って煎じると 功徳を吸収できるといふが、 この人間のクズ共の干物では 果たしていかがなものなのか？ .