2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

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そうして依存しないということが 大切となった。 喧嘩に自信のある屈強馬鹿は 詰まらん格闘で命を落とし ――あるいは命を縮め――、 策士は策に溺れる。 そしてそれらのことをしていても もはや仕方ないというもの。 「閑居して不善を為す」小人とは このような…

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努力しなくても 希望が実現してしまうなら、 誰も努力しないだろう。 そしてみんな努力しなくなった。 そしてみんな脂肪太りし、 糖尿病になってしまった。 .

●★ 8 ◆-〒・▲ * ● + ★

だが、コピペと前例群だけで システマティックに処理される デジタル・リテラシーな領域においては、 ――他力本願――、 個々の能力差はあまり表面化しない。 故に時間給制度が適合する。 やがてサボっていても、 ――喫茶店やパチンコ屋で時間を潰す 外回りの営…

●★ 7 ◆-〒・▲ * ● + ★

医療過誤にしても、 整備不良にしても、 決壊する堤防でも、 回復しない経済政策にしても、 悪化する治安、 処分しきれぬゴミ、 少子高齢化、 ――悉くその手の門外漢の トーシロが担当しているために 起こっている不幸だ。 本物のプロというものは、 タイトル…

●★ 6 ◆-〒・▲ * ● + ★

デジタル技術が進んで、 もはやCGもDAWも プロとアマチュアとの境界が無くなった。 これに仲介ブローカーの思惑が便乗すると、 「より高い契約金」で、 「より能力の低い人間」 (あるいはより「下等な製品」) が調達される。 するとどうなるか? 緊急…

●★ 5 ◆-〒・▲ * ● + ★

単に殺傷能力として考えれば、 ナイフの一刺しで充分である。 一発の銃弾が大きな裂傷を与える。 トリガーというスイッチ一つで、 反作用も小さい。 より意志にストレート&スムースだ。 .

●★ 4 ◆-〒・▲ * ● + ★

また、ジェロム・レバンナ などの例にも如実なように、 こちらがいくら鍛えても、 攻撃者もハンパじゃない奴ら であるために、 いったん破壊されると 中々完治しない。 K−1のワールドカップクラスの パンチなんて、 一般人なら大ハンマーで 叩かれたような…

●★ 3 ◆-〒・▲ * ● + ★

だからその対極ともいえる 東洋の長命な神仙といえば 決まってお腹のぷっくり凸た 肉体ばかりなのである。 .

●★ 2 ◆-〒・▲ * ● + ★

逆三角形の筋肉質が美しい とされたのは古代ギリシアの 美意識に過ぎない。 彫刻家たちがモデルたちに そういう肉体になるよう トレーニングを積ませて、 “異化”した肉体を 記録したのである。 .

●★ 1 ◆-〒・▲ * ● + ★

スポーツ選手は寿命が短い。 無理を続け、活性酸素を蓄積させ、 乳酸で痛風化したり、 血栓が詰まったり、と、 あちこちガタが来るためである。 .

肉体美

◆〒▲●★ . 肉体美 ●★◆〒▲ .

■□ 8 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

また『中論』を読んだ。 相変わらず掴み所がない。 どうしてこんなフワフワが 熱狂的に支持されたものやら 分からない。 執着するな、と将に云っている。 議論したくなってくる。 「欲」は人間の必須要素なのではないか? 「足るを知れば辱めあらず」あるい…

■□ 7 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

つまり我々に必要なのは 生命時間の延長ではなくて 倫理の維持装置なのではないか。 .

■□ 6 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

アンドリューは老化機能まで付加する。 そしてついに200歳で死ぬ。 同じく生命維持装置を外す妻。 人間よりも、その造物である アンドロイドの方が人間的だという、 余りにも単純な逆説ゆえ、 もごもご複雑ぶる無内容よりも よほど陰翳のついた映画となっ…

■□ 5 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

ES幹細胞とテロメア、 あるいはクローン技術によって、 我々の不老長寿も程なく実現する。 非公式には既に実現しているだろうし、 イギリスでは幹細胞銀行が スタートした。 例の横浜の中絶胎児バラバラ 一般ゴミ処分事件の直後、 今度は北京の首都医科大…

■□ 4 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

無限の長命を得てしまうアンドリュー。 それがために「人類」とは認可されない。 老化しない存在はやはり アンドロイド/ロボットなのだ。 仙人なら数百歳ザラだし、 日本でも武内宿禰や常陸坊海尊 などが300年や500年生きている。 また『アンドリュー…

■□ 3 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

(1). 水が飲めなくなって20年は経った。 トリハロメタン(:塩素の派生物)と鉛で、 徐々に蓄積していって、 わけの分からぬ病害を出させる。 (2). 街が住めなくなった。 人体より高い外界に居続ければ、 タンパク質が変質していく。 鉄筋コンクリ…

■□ 2 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

裏に山があるために、 夏にはアブラゼミが飛来し、 非常階段などで腹を向けて、 仰向けに干からびている。 ――かと思いきや急にけたたましく 逃げ飛ぶ。 毎年びっくりさせられる。 そしていつしか本当に 仰向けでくたばってしまっている。 『勝手にしやがれ』…

■□ 1 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇

生命維持装置としてのエアーコントローラー。 暑い。 エアコンが毀れて 茹だった。 蒸し焼きされる気分。 玉のような汗を 止め処なく発いて ――弾き弓でフワフワにされた―― 綿の敷布団がいつしか ウォーターベッドになった。 ずくずくで、 集中豪雨の被災地 …

生命維持装置

■□ ◆◇ ■□ ◆◇ . 晴明維持装置 □■ ◇◆ □■ ◇◆ .

§§§§ 13 §§§§§§§§§§§§

私はある日、間違って彼に呼びかけた。 「ねえクラウン、あ、――」 するとやや間が有って、 アニメーション・イルカは答えた。 「私の正体が分かったのね?」 オネエ言葉になっている。 カイルを装っていた頃は「僕」だったのに。 この暑気でついやってしまっ…

§§§§ 12 §§§§§§§§§§§§

熱中症で朦朧としているためか、 最近の私には日常でもカイルが現れる。 出張で電車に迷っても、 「何について調べますか?」 と抜け目ない。 「――ここに質問文を入力し、 〔検索〕をクリックしてください!―― オプション(o) 、 検索(s) 」 オキニの靴…

§§§§ 11 §§§§§§§§§§§§

反対に到る所――日本でも世界でも 到る所――において、凶悪である筈の 鮫が人を救う話も多い。 これを伝える発話者たちの多くが 漁師であることを考えると、 イルカと間違えたとは考えにくい。 もともと相手が人間であると判った時に、 鮫は人間を襲おうとは余…

§§§§ 10 §§§§§§§§§§§§

シャチがトレーナーを襲った。 『オルカ』では胎児を殺された シャチが怨恨を晴らす内容の 映画だった。 南極ではシャチはペンギンを殺す。 といって食べるためではなく、 戯れて楽しみのためだけで 殺してしまうのである。 『ダークネイチャー』でもかなり…

§§§§ 9 §§§§§§§§§§§§

いつものように巨大水槽で イルカと遊泳能力を競いあった後、 同じ町の施設の土産物売場で 冷凍されたイルカの肉パックを見つけ、 どういう神経をしているのだろう? と思った。 それでも皮の肉は分厚かった。 4〜5cmはあるものと思しき。 .

§§§§ 8 §§§§§§§§§§§§

そのAI性だけを引き継いだのが ファーヴィー人形やAIBOだった。 .

§§§§ 7 §§§§§§§§§§§§

そのプログラムだけ利用したのが Excel(Office)のヘルプ・アシスタント; 「カイル」君なのだ。 ミミーやロッキー、または F1や冴子先生にしてはいけない。 冴子先生は決して脱がないし、 孫悟空が一番うごく。 .

§§§§ 6 §§§§§§§§§§§§

いや彼らは造り物なのだ。 アイソレーション・タンクで ジョン・C・リリィに開発された、 軍用の戦闘機械。 だから表皮は頑丈な ゴムで製きているのだ。 .

§§§§ 5 §§§§§§§§§§§§

御蔵島などの天然イルカに 触るのは御法度である ――素人娘同様?――。 だが水族館のイルカであれば 触れる。 しかも触った全ての人が驚く。 見た目と同じく、 彼らの表皮はまるでゴム だからだ。 それも相当に肉厚の。 で、体温のようなもの; 哺乳類性は感じ…

§§§§ 4 §§§§§§§§§§§§

不平不満だけでなく、 意外に旨かったニシ貝や イカのことも伝えた。 小さい子に内緒で貰った タコ焼きも好評だった。 青リンゴの飴玉には 新しい味覚を覚えたとのことだった。 .