2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

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▲▼∴ 239. ∵▲▼ ケジメぇ着けさせて頂きやした。

もちろん、 「ヴィクトリア州のマセドン山近くの岩山」 の麓で。 .

▲▼∴ 238. ∵▲▼ 1スキャンダルで衰退の一途

生徒も一人やめ、 ふたり退め、 音楽教師さえ辞表を突きつける。 普段はきちんとした身なりをしている ミセス・アップルヤードも、 さすがに髪だけは乱し、 思い詰め、 飲んだくれたり、 酔いつぶれたりした挙句、 3月末日に自殺した。 (正確には3/27。) .

▲▼∴ 237. ∵▲▼ たくさん・たくさんのオジギソウに御辞儀してもらいました。お仕着せではなくて。

さて、肝腎の『ピクニック』の物語は、 例の、マーブル小口の帳簿を開げていた ミセス・アップルヤードは錯乱し、 授業料の払いの悪い生徒セイラを退学させ、 施設に送ろうとするが、 迎えに来ている馬車の反対側; 「オジギソウ」の満載された温室のプラン…

▲▼∴ 236. ∵▲▼ 「ゴスロリ」? 「ロリコン」?

私はキューブリック『ロリータ』の 「スー・リオン」の方が好みだが。 〈「アン・ランバート」で「ハンバート・飯場跡」を連想するからでもある。〉 〈また因みにウェアーはジョニー・デップ起用の最新作『Shantaram』で、 . (;原作はGregory David Robert…

▲▼∴ 235. ∵▲▼ 「アン」といっても古館伊知郎が“抜いてた”「アン・ルイス」ではない! 『六本木心中』の!

だから「隠れファン」が多いのだが、 1956年生れのアン・ルイーズ・ランバート (=Anne Louise Lambert) は、 この『ピクニックatハンギング・ロック』に 19歳の1975年に出演して以来、 僅かに同年の『ドクター故郷に帰る』と 1982年の『英国式庭園殺人事…

▲▼∴ 234. ∵▲▼ 「Botticelli's Angel !」

マドモアゼル・ポワテール(;ヘレン・モース)が、 「ミランダはボティチェリの天使なんだわ!」 と気づいて微欣喜するシーンがあるが、 「アン・ランバートなら、さもありなん」 と、ついつい首肯してしまう。 .

▲▼∴ 233. ∵▲▼ 金子功の『ピンクハウス』(ファースト・エディション)みたい

主人公のミランダを演じる「アン・ランバート」が 異様に美しい。 全身ふりふりの乙女チックな格好をしていて、 『アンダーワールド』でこそ 中島美嘉みたいなシックな出で立ちだが、 そうでなかったら『鏡の国のアリス』 になってしまうケイト・ベッキンセ…

▲▼∴ 232. ∵▲▼ 海戦シーンは伝説の域!

『マスター・アンド・コマンダー』で 遂に比類なき“海洋物”の 極め付けを撮ってしまった 名匠・怪匠;ピーター・ウィアーが、 オーストラリアに居た1975年に この話を映画化しているが、 〈そう、この作で“森”を極めてたといえる、既に。〉 〈『トゥルーマン…

▲▼∴ 231. ∵▲▼ 禿しいプレイ?

翌朝、心配して見に行くと、 主人もグッタリしている。 が、その手には女生徒のズロースの 端切れが掴まれていた…… (これによって実に一週間ぶりに . 一人だけではあるが、 . 生徒が見つかり・生還する。) .

▲▼∴ 230. ∵▲▼ ガキなのに野宿? 餓鬼ゆえに野宿?

それを聞いた従者の若者アルバートも半日つきあうが、 ノイローゼの主人は何と岩山に残るというし、 外は暗くなってきたし、 というので「置いて帰る」ことにした。 .

▲▼∴ 229. ∵▲▼ 袖すりあうも何かの縁

が、失踪途中の様子を目撃した青年マイクルが 妙な責任を感じてしまい、 一週間たっても見つからない原因の一端は 自分にもある…という風に自責し、 ついには単独ででも探すと言い出す。 .

▲▼∴ 228. ∵▲▼ 匂い捜査でもダメ? 本当?

にも関わらず、 「警察犬」まで駆り出したのに、 “痕跡”一つ見つからない。 まさに「神隠し」だ。 .

▲▼∴ 227. ∵▲▼ つまり普通の目線以外でも確認したのだが…

辺りは隈なく探した。 『スリーピー・ホロー』みたいに 木の根の祠になった所も、 岩の割れ目や ベッド下のような隙間でさえ覗き込んだ。 あるいは虫か蛇蝎か獣を避けるために 木の上に上ったのかも知れないと考えて、 『第七天国』のシーコ&ディアンのよう…

▲▼∴ 226. ∵▲▼ 小さいからと、侮るなかれ!

そして警察や自治体等々の一斉捜索を行うが、 連日そうするが、 一向に何らの痕跡すら見いだせない。 僅か150mばかりの、 小さな村山に過ぎない。 隣町へ赴く時はいつも目の当たりにするし、 朝飯前で2〜3往復できるコースだろう。 ――実際、雑用係のアルバ…

▲▼∴ 225. ∵▲▼ 絶えず虫が鳴き、蝉が停まる。

この季節は南半球は“夏”である。 ――だから「ハイキング」なんぞへ行った――。 だが、声の嗄れるまで探索した彼女たちは さすがに夜も更けて肌寒さも覚え、 二次被害で被害の増大するのを避けて いったん帰校した。 .

▲▼∴ 224. ∵▲▼ では『ねむり姫』もこの手の火山岩性ガスを吸ったのか? 岩の上に眠る何故かエロティカルな少女たち…

他の教師も、生徒たちも、 まるで催眠術にでも掛かったかのように ぐっすり寝ていて、 その者たちが起きた時には既に外は暗く、 失踪者たちを追おうとしても藪に突付かれるばかりで、 声を大にして叫んでみても 閑さや岩にしみいる蝉の声 といった調子だった…

▲▼∴ 223. ∵▲▼ 「たった百万年前よ。かなり新しい噴火だわ。マセドン山を囲む岩の方はというと、こちらは3億5000万年前。珪土質の溶岩が深部から押し上がったの。粗面岩が粘性の強い状態で噴き出した。急傾斜の搭状火山でね。」

が、独り厳格この上ない ウルサ型のオールド・ミス教師のみこれに反応できて、 (;ミス・マクロウ=ヴィヴィアン・グレイ) 奥へ奥へ分け入って行った女生徒を追ったものの、 …彼女も同じ目に遭ってしまう。 .

▲▼∴ 222. ∵▲▼ 瘴気で正気を失って…

恐らく「瘴気」を吸ったのだ。 ハシーという男性教師の精巧な腕時計も、 かつて止まったことのない他の者の時計も、 止まったりしている、し。 ――山に到着した当初は毛羽い程にカラフルな鳥の群れが . 一目散に飛び去っていった――。 太っちょの鈍くさい女の…

▲▼∴ 221. ∵▲▼ 客人〔まれひと〕のやうに…

独り太った女生徒のみ疲れやすく、 彼女たちより少し後/下で休んでいた所、 問題の女生徒たちは憑かれたように歩みを止めず、 呼び掛けても反応が無かった。 .

▲▼∴ 220. ∵▲▼ 飛べる岩山

興奮状態の鎮まった翌日に検めた所、 岩山の上部の方へ足を伸ばした生徒数名が、 ナチュラル・ハイになって更に奥へ奥へ と進んでいったというのだ。 .

▲▼∴ 219. ∵▲▼ 取り乱した様子

引率の若手教師たちは 泣きべそをかいている。 「どうしたのか?」と問うても、 シドロモドロな返答があるばかり。 一向、要領を得ない。 .

▲▼∴ 218. ∵▲▼ セント・ヴァレンタインのピクニック

2/14の日が暮れて暫く経っても 生徒たちは帰って来なかった。 校長のミセス・アップルヤード(;レイチェル・ロバーツ)は マーブル小口の帳簿を開けながら待っていたが、 ついに痺れを切らしてこれを閉じ、 時計を見つめた。 かなり遅くなっても、 「まだか…

▲▼∴ 217. ∵▲▼ 気持ちはグレーの、義理チョコ返礼day!

さて、今日3/14は「ホワイト・デー」である。 2/14の「ヴァレンタイン」の返礼日だ。 し、ちょうど百年前のオーストラリアでは、 「ハンギング・ロック」へピクニックに行った・ 全寮制の名門校「アップルヤード・カレッジ」の 女子高生たちが数人行方不明に…

『 ピエトラ・エンボスカータ園遊 』

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▲▼∴ 216. ∵▲▼ 大音響の反作用 〈ナチは超低音レーザーを開発していたが…〉

そして正典・正式・公式のニュアンスの強い、 「ハプスブルグ家のコレクション」などに 加えられていくのだ。 包摂といってよかろう。 我々はどうかとすると、 このフィードバック/ハウリングの中で、 ジミヘンのように恍惚となる…… .

▲▼∴ 215. ∵▲▼ 風景のミニチュアが集められたのだ。あれはあれで結構アチャラサンも「花鳥風月」なのだ!

がしかし人々は「フィレンツェの廃屋石」や 「ピエトラ・エンボスカータ」(=森林石)に熱を上げるし、 「ピエトラ・チッタディーナ」(=都市石)に及んでは 今日もまだ捜し索められているし、 これらは半分贋物と諒解ったままで、 「クンストカマー」(=…

▲▼∴ 214. ∵▲▼ 科学的メス、乱麻を裁つ! 〈科学は「思考のアクシデント」や!いうたの、オタク違いましたァ? 「世にも奇妙な瞑想」だとか? ハッキリしてもらいたいもんだわ!〉

ボルドーのJ・V・モンバルレは 19世紀も押し迫った末期に 「ドルドーニュ河畔」や 「ジュイヤック(ジロンド県)の寂境」 の来歴を種明かししてもいる。 .

▲▼∴ 213. ∵▲▼ 「自慰の表明」ぢゃあないよ! 「辞意」でも「侍医」でも「示威」でも「爺」でも!

ポンポナッツィはマグヌスを受け売るし、 ジェローラモ・カルダーノや デザリエ・ダルジャンヴィルは ピュロスの瑪瑙への疑意を表明した。 .