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ブッシュ米大統領が、ウクライナと グルジアのＮＡＴＯ加盟に支持を表明したにも かかわらず、この数時間前に その見送りが決定された。 .

グルジアも大混乱である。 ビヨークがアジテーション・コンサートを行って以来、 チベット問題でオリンピック・ボイコットの 相次いでいる中国だし、 ――コース変更の上、バス乗車の聖火ランナー、 それでも火は消される―― メタミドボスでチャイナフリーな中…

一体、我々はクソ真面目に 頑張り過ぎるのだ。 で、バカ正直にアガリをみんな渡してしまい、 今日明日の食にさえ事欠くのだ。 ――不善な戦争をする軍艦に無償で給油してやって、 自分たちはマイカーに給油できず、 寝正月を過ごした様に――。 .

また、フェデリコ・フェリーニの逸作 『崖』での小銭詐欺のようにして、 往来人の手持ちの金を貰っては 売れ残りの服を渡しつける 巧みな押し売りも描いている。 .

そしてそのハイソなブラックユーモアによって メディアという八大竜王を 退治しているのである。 だから／実際、彼はこの自作の中へ自ら出演し、 アスファルトの地べたに 『聖ジョージの龍退治』を ストリートアートしている。 .

だからまるでアクション・アドベンチャーか、 『ホワイトハウス』のように息もつかせず 今度の作品は目くるめくが、 ――ヒロイン女優の脚線美の美しいこと！―― むしろその文体〔エクリチュール〕というか・ 生地〔テキスタイル〕にこそ今度の作品の 本領があ…

落下物と交通事故、車椅子に壁。 想えば、『歌うつぐみがおりました』で 鮮烈なヌーヴェルヴァーグ・デビューを飾り、 凡百とは全く水準の違いを魅せ付けた イオセリアーニは最初から「文明」なる「Ｃメジャー」に対し、 半音下げて懐疑感を映像化してきた。…

小樽でオタール・イオセリアーニを観た。 『ここに幸あり』は彼の総集編だ。 キェシロフスキの遺作（オマージュ作）が全くそうであったように、 当作もイオセリアーニの遺作として（なら）充分、 恥ずかしくない風格の逸品だ。 .

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 ノン・シャランQ 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .

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ピカソやミロヤユトリロやマティス、 ド・キリコやローランサンにエルンスト、 シャガール、ダリ、バクスト、ブノワ、 ゴンチャロワやコクトー、ココ・シャネル等々が 美術や衣装・台本に参加していたのは驚きだし、 ドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンス…

後期バレエ・リュスではせいぜい 下手糞でも“自分のもの”を出せてりゃいい だったのが、 もっとタームの長い、謂わば輪廻的な領域にまで 想いが及んでいるし、 芸術の真価は単に「佳い・悪い」や 美醜を超えて、 このような神域にまで達していなければならな…

今の所しかし、“バレエ映画”で最高なのは、 やはりマイヤ・プリセツカヤを追ったドキュメンタリーだ。 諸バレリーナが即物的に扱われ勝ちな バレエ映画において、 物以上の有機性を見出せるのは今の所 マイヤのみである。 .

なんなら、我等が吉田喜重のように ――彼もまたリュミエール・フリークだった！―― ――バラク・オバマｖｓ小浜市の福井出身！―― ――長崎・雲仙・小浜温泉？？？ 普賢岳？―― ――自然光を遮りライト数台で“自分の画”を撮った 市川崑は一昨日死んでしまったが――、 モ…

がしかし、もっとアン・バーゼルの20時間、 リングランド・アンダーソン＆ ユエン・マリ＝ウィルの30時間、 ミゲール・テレホフや ミア・スラヴェンスカの数時間を もっとたくさん観たかった。 .

振付師＆ダンサーのレオニード・マシーンは そうだ、このマイケル・パウエルの『赤い靴』や にも出ているし、 ウィリアム・ディターレの『真夏の夜の夢』(1935)を始め、 ジャン・ブノワ＝レヴィの『白鳥の死』(1938)、 ジャン・ネグレスコの『巴里の歓び（ゲ…

そういや、フレデリック・フランクリン・CBEは、 60年に来日し、 かのアレクサンドラ・ダニロワに師事した 牧阿佐美と（自動人形の） 『コッペリア』全幕を踊った。 が、案外、ダニロワやマルコワイヴォンヌ・シュートウ、 ニニ・テイラードら大御所の『コッ…

初期の方のジョージ・バランシンや “デイム”アリシア・マルコワがあるし、 マルコワと対峙したアレクサンドラ・ダニロワも、 ジョージ・ゾリッチやマーク・プラット、 ミゲール・テレホフに、 ターニャ・リャブシンスカ＆タマラ・トゥマノワ＆ イリナ・バロ…

散逸構造システムのように、 軽く・粗雑で、内容の無い 低価値なドキュメンタリー ――最近はこういうのがハヤリらしい！―― だが、 抜き張りのオリジナル箇所は 確かに素晴らしい。 .

とはいえ、である。 そも、この“後期バレエ・リュス”自体、 キャッチの通り「ミッシング・リンク」 だったのである。 .

彼に「ある」ということは、 取りも直さず別ルートでも 「ある」筈だということだ。 今度の映画はこれが公開された ものだと思いきや、 生憎とこれは“後期”バレエ・リュスであり、 ディアギレフやニジンスキーは そこには写っていなかった。 .

そして、もう一つは 『バレエ・リュス』である。 ディアギレフやニジンスキーは きっとどこかに（動画が）ある筈だし、 私のロシアの友人は数年前に 「抑えた！」発言だし、 私に吹っ掛ける予定だったし、 彼の来訪を数年越しで待っていた。 .

で、アルベール・カーン様々である。 ＤＶＤ-ＢＯＸが出たら５万でも１０万でも 1作のこらず買い漁る。 もう、ゴダールの映画史は要らない。 .

が、我々としては今ひとつ 釈然としない蟠りがあったし、 それを禁じ得ず、 somedayきっと何かが何処かに 幻想をキープし続けた。 .

それによって ヴィム・ヴェンダースのような、 日本にもハリウッドにも ケツを貸したオカマ野郎などは、 リュミエールには全てがある 発言が可能/成立だった。 .

そりゃ確かに「アルケ-始り｣の リュミエール兄弟にしてからが、 世界中の貴重な動画映像 を結構たくさん収めているし、 .

まづ、は、なんといっても、 『アルベール・カーン・コレクション』 である。 .

ここになって漸くいくつかの 重要な映像アーカイブが 日の目を見るようになってきた。 .

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 アルベール・カーンとバレエ・リュス 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .