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芥川龍之介がいみじくも看破したように、 人はデビュー作に全てを注ぎ込んでしまうし、 ジャック・デリダの「人は文なり」； 『エクリチュールと差異』の グラマトロジカルな意図である、 個性〔ひと〕とはドラマツルギーなのだ、畢竟。 「ペンは剣より強し…

また／あるいは…、 デヴィッド・リンチは『マルホランド・ドライブ』において、 50年前のハリウッド暴露映画である 『サンセット大通り』にオマージュを捧げている。 煙幕もくもくのドタバタ終焉って技法は デビューの『イレイザー・ヘッド』以来、 まったく…

――そういや『オテサーネク』の“怪獣映画”シーンでは、 大道具サンの青年がちょうど身長が手頃に高いという理由で、 自分の製作物を被り物して “熱演”したのだった―― ――チェコの雪多い森の中で 『オテサーネク』の“モデル樹根”を物色する シュワンクマイエル…

ヤン・トシースカ侯爵の講釈； “神”も“自然”も、 人間たちを突き放したまま 何もしてくれる訳ではない。 与える物は気まぐれな破壊（；自然）と、 その事実を納得させる曲解（；宗教・信仰）だけだ。 我々は独自の美徳（・悪徳）を考え、 それに耽って楽しく…

果たしてそうなのだろうか？ 寧ろ我々は網野善彦の調査結果のように、 “百姓化”しなければ 生きれなくなってしまったから、 ＭＬＭだのネットオークションだの、 個人運用だの…ｅｔｃ． 諸々手出ししなければならなくなっただけの、 ただそれだけの美化表現…

セルゲイ・パラジャーノフのように コラージュを行ったり・ 詩作を繰り返したり、 男女の性器を象ったエロいヴェッセル／ 陶磁器〔焼き物〕を作って個展を開いたり…の、 ヤン・シュヴァンクマイエルと エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー夫妻は、 マルチは…

例のキリストなるプッツン・スターが 地上に持たらそうとする「火」は、 マタイ版では「剣」となっている。 快刀は乱麻を裁たず、 親愛や平和をブチ壊そうという意図であり、 能力主義で自己都合を他人に押し付けては 根性焼きになるのを愉しむ グローバル企…

こういう渦中で、 そして利己主義はもはや至当／必至だし、 エゴイズムは結局、 「視野の狭い人間」を作る。 彼らや私たちは極端に無知に過ぎるし、 極々低劣な次元で思い込み・ 邪推と夢想に耽り、 実社会では思い通り行かずに、 ポジティヴに攻撃しすぎて…

もはや「国家」が欲しいのは 弱者ばかりである。 死に底ないの、 「保護して」もらいたい、 軟弱きわまりない、 「お涙ちょうだい」と 「どうかお恵みを」の、 役立たず共。 ――乞食？――。 と、それさえを （／あるいはそれ故に） 利用したがるブルジョワやく…

絶対的にファンが多く、 またその層の厚みも尋常ではない、 『スター・ウォーズ』など、 安っぽく言及しないことだ。 どうせ『スター・ウォーズ』を言うなら、 むしろ若き日のアナキンを演じた ヘイデン・クリステンセンの『ニュースの天才』の方が メディア…

こんなものを “ドキュメンタリー版の『スター・ウォーズ』” 呼ばわりする、 キャッチコピーの拙劣さは、 それを書いた奴の無知さ加減・ 舌足らずさしか示していない。 ――表現語彙の不足さ！ 『マルコヴィッチの穴』の 7＆1/2階の社長のように、 自分の言語障…

あるいは 『エンロン 〜巨大企業はいかにして崩壊したのか？〜』 など、 ブッシュとのテキサス州時代からの付き合いで、 裏の力でエネルギー分野の規制緩和を果たし、 その流入財政で成り上がったケン・レイが、 ジェフ・スキリングを操って今度は 株式制度…

結構注目株であるアンドリュー・ニコルの 名作『ロード・オブ・ウォー』の、 稗史資料程度にはなるかもしれないが、 生物学的な危機感を出している訳では決してなく、 漫然と旅行がてら取材したものを 散漫な編集で〆切に間に合わせて 何とか漢とか商品化し…

確かに日本に於けるブラックバスや ブルーギル同様（；古くはザリガニや背高泡立草）、 在来種を食い潰した寄生種が 外貨獲得の目玉商品になり、 交通が整備され、 飛行機が飛来し、 その飛行士たちが かつての航海士たち同様、 方々で女を作っては 「都合の…

『ダーウィンの悪夢』は、 ＨＩＶ／ＡＩＤＳで死ぬ エレナとかエリサとかいう名の 格安娼婦（10ドル）のドキュメントに過ぎない。 .

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 縫製ｄａｉの織り成す憎愛 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .

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―― 一方この『エリー・パーカー』は確かに、 デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』と同じく、 ハリウッドの裏面を克明に描いており、謂わば、 撮り替えデモ盤みたいなようなものである。 〈ナオミ・ワッツ＝エリー・パーカー＝俳優は「アーチスト…

――『ダーウィンの悪夢』も『エンロン』も、 〜巨大企業はいかにして崩壊したのか？〜 非常に下らない無駄な映画だった。 後者はＮＨＫやＢＢＣの方が百倍うまいし、 前者などここ二十年で最低の動画コンテンツだ。 直ちに廃業すべきである――。 .

だから、 チャーリー・カウフマン＆スパイク・ジョーンズの 『マルコヴィッチの穴』のように 我々の会話は悉く成立しない、 ブチマケ大会だし、 『ナオミ・ワッツ・プレイズ・エリー・パーカー』 のように、 我々は自分も他人も分からない。 悉く何も諒解し…

リアルは普遍ではなくて、 ロングレイヤーのシャギーヘアのように ペンペンと撥ねていく線形なのだ。 .

だけではない。 もはや子供は老獪だし、 老人共は情けなさ過ぎる。 男は女々しいし、 女は逞しい。 .

エントロピー側？ そのヤン・シュワンクマイエルの『シーレニー』（ルナシー）でも、 “神”も“自然”もボロクソの、 ケチョンケチョンに貶され巻くり、 黒魔術者でなくとも ヤン・トシースカ侯爵の講釈は 痛快で甘美だった筈だ。 .

この時われわれは俄然、 新約聖書のプッツン表記を 彷彿い出す。 私が来たのは地上に“火”を持たらす為である！ 平和の為などではない！ 分裂・離散の為である！ 父は子と、子は父と、 母は娘と、娘は母と、 姑は嫁と、嫁は姑と、 三々五々に対立して分かれる…

二重・三重の砦によって、 必ずそう現象するように、 現象はまるで巧みに 誘導され・そして、 用意されている。 アホーダンスや創発、 そしてサブリミナルやシステム障害… 等々等によって。 ――ヤン・シュヴァンクマイエルの『ルナシー』でも、 巧みに模倣さ…

▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 民衆を導く巨乳の女神 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .