2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
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納棺ノウカンいうので、 ついつい能の横笛;能管を思ったが。 そしてまた… 『HEROES』のピーター・ペトレリも 看護士であるので、 死人の最期を看取る仕事だ。 ニキ・サンダース=アリ・ラーター(Ali Larter) を見るために見たが。 .
そういえば象徴といえば あの辺じゃ『セロ弾きのゴーシュ』のセロであり、 近年ではロストロポーヴィチや ジャクリーヌ・デュ・プレの伝説を絡めて 深みを与えれば好かったのにィ、 って気がする。 シャルル・グノーの『アヴェ・マリア』だけぢゃ 充分とはい…
懸念を表明するだけの、 結局お笑いのノリの域を決して脱し得ない 北野武など本当くだらなく、 今では大っ嫌いだけれども。 .
為に、基本的に邦画は決して観ない私が、 北野武の『3-4×10月』以来の 実に20年ぶりに自ら金を払って 劇場で邦画を見たが、 やはり止めて置けば善かった。 .
『フェイクシティ』を観るために訪れたMOVIXで、 『フェイクシティ』は先週きりで打ち切り。 替わりにアカデミー賞外国語映画賞受賞で 寿命の延びた『おくりびと』は受賞前の 10倍の人入り。 問合せが引きを切らず、大反響。 .
背景の山々ももっとしっかり ロングショットの長回しで 魅せてもらいたかった。 月山も羽黒山も湯殿山も 出羽の三山とも極めた私としては 酒田市や鶴岡など庄内平野から 見渡す山容には 並々ならぬ感慨がある。 .
アホな客と、その提供者。 エロイとモーロック。 ECばかりか中国でも利下げが行われて、 米韓ウォールを突破して テポドンをブチ込まれそうな平和ボケ国家。 … .
そして大して面白くないシーンでも ちゃんと笑うし、 「いい客だ〜」 & 「いまメディアやらなきゃ!」 って思わされた。 〈ネタ合わせしなきゃ!〉 .
それにしてもどうしてみんな、 あんなによく泣くのか? 世情不安や経済危機 〈いくら定額給付金が可決された直後とはいえ〉 等々諸々の望ましくない現実世界や そこで普段抑圧されていた感情を 映画館で発散させるためか? ――EW&F;フィリップ・ベイリーの語…
余貴美子も良かった。 時々鶴田真由に見えなくもない、 妙に胸の大きな、 世話好きそうな、 しかしそれでいて暗鬱な過去持ち。 その気迫がなかったなら、 主人公は“再会”へと突き動かされは しなかったであろう。 我々は大なり小なり親や兄弟と ギクシャクし…
一方、山崎努が久々にいい。 老けてしまって、 もう本当に半ボケなのかも知れない という不安感でずっと引っ張ってくれている。 ああいう人は常に癖ッ毛で、 加齢臭やタバコで悪臭のするものだ。 欲を言えばもっと草臥れた普段着でなければ、 劇中のコーディ…
よって二人の“濡れ場”(手前)シーンなど 最悪である。 ヌミノーゼ; 惨めで醜悪な孤独死の腐乱死体に驚嘆する反動で、 “生”の象徴である若奥さんに武者振り付く訳であるのだから、 もっと露骨にならざるを得なかった筈だ。 肩や腹を出すだけでそれが表現で…
広末涼子も成長がなく、 ミスマッチである。 すんなりと比較的成功コースを辿って来た 現代っ子の奥さんという設定なのか、 きちんきちんと掃除洗濯をこなす 良妻賢母なのか、 勿論そういう諸々が交錯し矛盾するのが 現実世界なのだろうけれども、 「他人に…
『シコふんじゃった。』や寺子の話; 『ファンシィダンス』の頃から、 『Shall We ダンス?』を経由して そして今回はブラビやマストロヤンニ的にも 俳優である自らの企画持ち込みといい、 着眼点や美意識・ポリシーには感心できる いい逸材ではあるのだが、…
幼時に生き別れた30年越しの親父への 恨み辛みなんて重厚で厄介なルサンチマン に関しては全く表現できていない。 チック症だとか遠い目であるとか、 固着していく表情の総決算で、 もっと遥かにずっと複雑な表情が要求される。 .
あるいはニューハーフに驚くシーンや、 遺体役を務めるコミカルなシーンにしても、 「もうちょっとどうにかならないかッ!」 と私なら怒ってしまうであらう。 コーヒーや紅茶を啜るシーンにしても、 5万・10万・30万の棺の蓋を持ち上げるシーンにしても、 肝…
本木雅弘はイモ俳優である。 炙った餅のやうなフグの白子に 歌舞り付くシーンにしても、 クリスマスのフライドチキンにしても、 ――“裏”では吉行和子と笹野高史が 後期高齢者カップルで 小さなクリスマスケーキを切り分けていた――、 5分の遅刻を咎めた農夫の…
▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 喜劇なのか、それとも茶番? 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .
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彼らは「検挙率up」の為の好材であったし、 蘇民将来説を通過しつつ 牛頭天王:八坂神社を奉じる関八州であった。 あるいは天照大神を排して 八幡神を信仰する関東武士・東国。 あるいは瓊瓊杵命〔ににぎのみこと〕の子である 火明命〔ほのあかりのみこと〕…
――先日の旅番組で見得晴か石丸謙二郎が スニーカーを履く際に靴べらを使用しなかったら、 マナーの師範に怒られていた。 「そんな地に着く汚い物を素手で触るなんてイケナイ」 という次第だ――、 ……といふ呼称や職種を通し眺ると、 我々都会人の憧憬である「…
掃除夫、警固役、行刑役 ――日本では“3権”はもともと 不可触賤民の仕事であった。 だからこそ「公務」であり、 とはいえ江戸時代の茶坊主同様、 「役人」ではなかったのだが――。 屠殺、斃獣処理、 川魚漁(黒ヒルを餌に鰻や鯰・ギギなどを捕った)、 亀捕り・…
斎藤卓志や佐野眞一は宮本常一を 「世間師」と敬称していたが、 「しょけんし」には「百姓性」もある反面、 史実的には蔑称のマイナーコードを負っていた。 オゲ、ポン、メンメシノギ、ヤコモン、 ラコ、ラグ、イタカ、 ミツクリカンジン、テンバ、背降り、…
井伏鱒二や横山隆一・河盛好蔵・永井龍男と共に 池袋東口に映画館『人生坐』を経営していた、 三角寛の流行させた「サンカ」は、 広瀬寿太郎などオイコラ巡査の 俚諺俗説を元にした虚構であったし、 斯の柳田國男は『散木奇謌集』の 傀儡〔くぐつ〕の別称「…
そうするとインフラは再整備され、 「背に腹は代えられず」、 サービス業は卑しくなくなってきて 「職に貴賎なし」ってことになってくるに違いない。 .
世情がこれだけ不安だと、 菊池勇夫の『飢饉の社会史』で示されたやうに、 海山に逃れ隠れる民々もそのうち出てこやう。 山人、再び。 聖地〔サンクチュアリ〕である「御留山」〈乙女-山?〉は 非常時には「御救山」と替わったのだ。 .
そして不浄は差別と不可分であった。 先日の松岡正剛『千夜千冊』でも 塩見鮮一郎の『浅草弾左衛門』が 足立巻一の『やちまた』と並ぶ名作だ!と ベタ褒めされていたけれども、 その弾左衛門の『頼朝公御証文』〜『由緒書』や 家船〔えぶね〕たちの『浮鯛抄…
「浄」と「不浄」は厳格であるし、 ――「聖」と「俗」――、 ――「ハレ」と「ルヤ」>>いや「ケ」――、 和でも洋でも墓守などの 不浄の者は蔑視され・忌避された。 ――ドイツの煙突掃除夫の制服に付着した煤は、 奥三河の花祭や宮古島のパーントゥ、 或いは今月末…
展開も非常に雑であり、 決められた予算と期日で 何とかかんとか仕上げました、 って程度の習作でしかない。 思い入れが出来ない。 何だかどこもかしこも軽薄である。 もっと慎重に造りこむべきだった。 質量感〔クオリア〕が全く出ていなかった。 .