2004-05-17から1日間の記事一覧
構造主義以降の思想が、秩序や骨格を 取っ払おうとしたなどと捉えるなら、 とんでもない大間違いだ。 我々に必要なのはいつだって秩序だし、 その醸成のされかた、修正の仕方を 工夫したのがポストモダンなのである。 不細工な頁岩ではなく、 もっと精妙な結…
そして四書五経に帰ればよいのである。 但し、現代の四書五経は朱子の選書とは少々異なる。 まづ宇宙論。 次に生物学。 そして、考古学や歴史学を踏まえた人類学。 ――で、人類とはいかにあるべきか考え、 その上で今日の自分はいかに生くべきか 決意しなけれ…
スキゾフレニーは躁鬱病とのクラインあたりから芽生え、 ポストモダンで「分裂症」となり、 明らかに言い換えに過ぎないボーダーライン症候群を経て、 今や「総合失調症」である。 深謀遠慮のない、軽佻浮薄な感覚ばかりの直情径行 で作られた、拙速ばかりの…
では、こころざしは操作可能だ。 詰め込む情報を限定すればよいのである。 かのブディズムの聖人は「正語」のみ口にするよう 弟子たちに求め、儒教の開祖さえ忌語に厳しかった。 エロ・グロ・ナンセンスにあふれかえった今の世をみて 彼らならどのように嘆く…
地層は100年で1cmたまる。 同じように、我々は塵埃のような雑多な情報を 脳・心の地表に積もらせていく。 これが雷のようにババババッと連携されて 意志になる。
意志するためには認識が要る。 これを20世紀最大の哲学者ミシェル・フーコーは 地層にたとえて「エピステーメー」といった。