2004-06-26から1日間の記事一覧
そう、余裕のない人は、 祖霊たちのエッセンスたる “自身”をまづ敬うべきなのだ。 決して運動不足にしてはならないし、 電磁波や環境ホルモンを浴びせ続けてもいけない。 アンバランスな食習慣で、 中性脂肪など増やしてはならない。 そのような不摂生をして…
ただし、忙しい者はこの限りではない。 ご先祖様が生きてたら、 「必須の要務をまづ行え」 と云うだろう。 「参拝だの墓参りなどしてる余裕があるのか?」と。
よって、スジからいえば、 先づは自身の祖霊を敬うべきである。 そしてその次が共同代理墓地である、 神社・仏閣だ。
古墳がそうだし、 祖霊をまつる墓と、 首長をまつる巨大墳墓は 同じものだった。 やがて共同墓地化が図られ、 まとめられ、そこに塔や鳥居など モニュメントが建っていった。
神社・仏閣・教会といった“聖地”は 元来パワーのあるポイントに 愛する者の遺体を葬った場所である。 おそらくはその再生が願われた。 当然、目だつ山が選ばれた。
つまり“祖霊”は生きて、 〈わたし〉とともにある。
私の親も、その親から、 祖父母もその親から、・・・・・・と、 ずうっと受け継いでいる。 だから一子相伝のミトコンドリアを 遡っていけば20万年前の アフリカ人なのだ。
〈わたし〉の肉体は、 親から受け継いだ1個の細胞が、 分裂してできたものだ。 今では60兆個にも及ぶ。
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