2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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□■ 32.■□■□■□■小指に隠れる満月

きょう満月の月は印象ではけっこう大きいけれども、 腕を伸ばして小指を立てて 片目で睨めば、 小指に隠れるくらい小さい。 一番近い7/2には35万7000kmなのに、 今日は39万1000kmなので、 一番遠い12/27の40万6000kmに近いか…

□■ 31.■□■□■□■勘を鍛えろ!

「何を仰ってるんですか?」 という問いに、ソクラテスは 僕は「正しい思惑」のことを考えているのだよ。《『メノン』p109》 まるで保険屋のCMの、 「夢を貯金に来たんですよ!」 である。 ――ミヒャエル・エンデの『モモ』、 . あるいはBMW社の「時…

□■ 30.■□■□■□■縛って! ボンテージ!

『メノン』の結末部では、 ソクラテスがダイダロスの 「縛り付けておかねば動いていってしまう彫像」 に就いて語っている。《『メノン』p109》 それは一休サンの涙で描いた鼠だし、 一休宗純の捕獲しようとする屏風絵の虎だし、 芥川龍之介の黄大癡の雀…

□■ 29.■□■□■□■韓流も黙るオーソドックス

この週末には、『ローマの休日』〈デジタル修復版〉(10/29・21:03〜)と、 『スター・ウォーズ』〈デジタルリマスター版〉(10/30・21:03〜)、 『ベン・ハー』(11/1・4深夜・2回分け)が放映される。 『007黄金銃を持つ男』(11/21・14:05〜)や 『0…

□■ 28.■□■□■□■ソフィストたちは医者?

「そんなこと云わんでもええや〜ん!」 と言いたくなるような、 まさにそこを突くのだ。 が、こと彼の場合、 「治療」のためにピンセットを 傷口に突っ込む、 医師のそれなのだ。 .

□■ 27.■□■□■□■過度を慎め! 苦痛を生むような快楽を避けよ! By ソロン

ソクラテスの「無知」が、 南野陽子の「自然体」に通じるのかどうか、 議論の俎上には登りにくい。 「産婆術」を踊り、 「バカ巨大い頓馬に着いた虻」を貶す 「知を愛し求める人」の思索は、 先日死んだジャック・デリダが ――種村季弘〔スエヒロ〕(1933〜)…

□■ 26.■□■□■□■「東洋哲学なんて処世術」と云いながら・・・・・・

ゲオルグ・ウィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルは その『哲学史』において 「ソクラテスは道徳家で道徳を説いた」と云われるが、 実際は「ソクラテスは道徳の発見者であったのだ」 《『哲学史』中巻の一p64》 と、存外「道徳」に対してセンサーの鋭かっ…

□■ 25.■□■□■□■アブジェクション/ルサンチマン

このあと富裕な皮革業者アンテミオンの子で 役人であるアニュトスを揶揄い、 機嫌を壊して退場させる。 . ↓ ↓ 〈これがBC399のソクラテスの刑死の遠因となる!〉 〈280:220で有罪 → 360:140で死刑!〉 .

□■ 24.■□■□■□■特殊な進化論

こうなってはもはや我々「メノン」に勝ち目はない。 しかも、この召使の数学的誤認を受けて、 無知とは進化なのだ 《『メノン』p59》 と来る。 「我らの源泉」は斯くも鮮やかなのだ! .

□■ 23.■□■□■□■リインカネーションして永遠不滅の魂

何故なら、 「知らないことは教えられない」し、 「すでに知っていることであれば探求のしようがない」 《『メノン』p45》 と語り聴かせるのである。 かくて――、 魂は不滅 《『メノン』p47》 故に、 我々は単に「想起するだけ」だ 《『メノン』p48…

□■ 22.■□■□■□■ヘイ!平方!

無知な召使に予めの数学知識は無い。 よって最初は「正方形の各辺が2倍になったら?」、 「面積の方も倍になってしまう」のだと答える。 しかし実際は4倍である。 これを論理的に示して、 召使を“教育”する。 だがソクラテスは、 これを「教育したのではな…

□■ 21.■□■□■□■デカルト以前の「数学的思考」

そして傍らに居たメノンの召使を呼び付け、 面積問題に入っていく。 我々も平方や立方ていどの累乗領域で コピーをする時や画像を拡大・縮小する時、 または容積や体積のリットルとkmなどの 単位を対照するだけで、 いとも簡単に間違えてしまうものだが、 …

□■ 20.■□■□■□■「定義」の「原義」へ立ち還れ!/突き帰せ!

「それ」は「なに」か? 例によって質問内容を問い返し、 それを更に問い詰め、 アポリア(=行き詰まり)に追い込む。 ――まるでサリンジャーの『テディ』だ――。 ――あるいは宇崎竜堂の『港のヨーコ』――。 .

□■ 19.■□■□■□■「知恵の旅立ち」

さて、本題に入ろう。 ソクラテスは「知恵が旅立ってしまった」 と嘆いている。《『メノン』p50》 . 「色」は「形」があって初めて成立する。《『メノン』p22》 . 「色」とは立体の限界。《『メノン』p28》 なんて話をしながら、 アレクシデモスの…

『 アナムネーシス 』

■□■□■□■□■□■□■□■ . 『 アナムネーシス 』 ■□■□■□■□■□■□■□■ . .

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□■ 18.■□■□■□■これもアンシャン・レジームからのエクソダス?

彼ら先達はそうして “引力”から“巣発って”行った。 . .

□■ 17.■□■□■□■既成事実の強さ

「時代の意志」といえばいいのだろうか? 少なくとも「出版されていなければ」 その本は読むことが出来ない。 「無いもの強請り」もいいが、 それを「怠慢の言訳」にしていては程度が低い。 よって、どうしても ――探しても探してもどうしても―― 「無い」場合…

□■ 16.■□■□■□■幻術を躱しながら

斯く、そのように慎重な“策士”にしてからが、 しかし彼らと同じ“術中”に 嵌ってしまっていたのである。 いざ“蓋”を開けてみれば。 ――よって時おり「棚卸」しなくてはならない!――。 ――でないと盲目に誤った方向へ邁進してしまう!――。 .

□■ 15.■□■□■□■それもソクラテスのような謙遜?

「オレ馬鹿だからさァ!」 なんて、 「ガハハ」とは笑っていられない 非-純情な・難しい時代に 突入してしまっているのである。 . 〈とはいえそのくせ、 . 清楚美人の典型; . 南野陽子の自然体; . 「難しいこと云われても . 私、解かんないから〜」 . とか…

□■ 14.■□■□■□■「共時性」なんて・・・へへ、今さらッ!

知恵のない連中はこれを 「シンクロニシティ」だとして 喜んだものだが、 我々はディヴィッド・ピートから既に 30年も経った時代に生きており、 スティングたちのように あれほど呑気では居られない。 「アフォーダンス」や「創発」、 または「サブリミナ…

□■ 13.■□■□■□■「サクラ」かよッ!

とはいえセイゴオの、 「やっぱり君だったんですか!」 とか、 狭苦しい演出めいた逸話を 鼻先に突き付けられると、 彼らの“奇遇”体験なんて、先ほどの失笑のように、 「ケッッッ!」 と一蹴してしまわざるを得ない。 .

□■ 12.■□■□■□■中島誠之助の大人な態度

『開運!なんでも鑑定団』の中島誠之助が 骨董屋を始めたばかりの頃に 先輩に意図的に贋物を掴まされたというが、 中島誠之助はそれを 「勉強させて頂きました。どうも有難う御座いました。」 と謙虚に礼さえ述べたらしく、 その姿勢を見習いたいものである。…

□■ 11.■□■□■□■気息の違い・コラム構造の齟齬

ただ、この90%位を「無駄だった! あん畜生め!」 と非常に恨みに思っている。 私と彼らとはセンスも“ツボ”も違う。 「問題意識」も「世界認識」も 「自分にとってのリアリティ」までも まったく全然ちがうのだから無理もない。 .

□■ 10.■□■□■□■「後出しジャンケン」健忘症の結果

先日あげた松岡正剛や、 荒俣宏の目録と、 私の読書体験は 70%くらい重なる。 が、それは「彼らの影響を受けて」 でもあるので(;→ 「後出しジャンケン」なので)無理もない。 .

□■ 9. ■□■□■□■主体幻想?

私は不図、今日までの 「私の意図」なるものを 返り想った。 「果たして今までも私の意図だったのだろうか・・・・・・?」 .

□■ 9. ■□■□■□■世阿弥の花伝書だって明治19年まで埋蔵経だった! 金春禅竹は専ら奈良漬けで一休とも交わるし!

だが事実であり、 私個人の意思とは無縁である。 そして――、 “彼ら『本』は意思を持つのだ・・・・・・!” 私は戸惑った。 私は本を顔から降ろし、 他のページを開こうとしたが、 ちょっと懸念した通り、 それは敵わなかった。 .

□■ 8. ■□■□■□■満を持して

いくら何でも“出来すぎ”である。 このクッチャクッチャの混乱期に ――市民という庶民が今後どうして生きていけばいいのか . 「まるで分からなくなってしまった」この危機状況に――、 「すべては既にある。 . 目を閉じて、思い出すが良い。」 とグル(=導師)…

□■ 7. ■□■□■□■時機を得すぎた?

別段、深い意図があるわけではない。 これを読む人の中には 「へっ、そんなん、出来すぎやろ!」 と、引き攣ったような笑いをする人も居るだろうが、 この「中越地震」と「イラク誘拐」と 「三菱地所の汚染地区(;OAP)の隠蔽販売」と 「景観法施行の直…