2006-03-14から1日間の記事一覧
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そして正典・正式・公式のニュアンスの強い、 「ハプスブルグ家のコレクション」などに 加えられていくのだ。 包摂といってよかろう。 我々はどうかとすると、 このフィードバック/ハウリングの中で、 ジミヘンのように恍惚となる…… .
がしかし人々は「フィレンツェの廃屋石」や 「ピエトラ・エンボスカータ」(=森林石)に熱を上げるし、 「ピエトラ・チッタディーナ」(=都市石)に及んでは 今日もまだ捜し索められているし、 これらは半分贋物と諒解ったままで、 「クンストカマー」(=…
ボルドーのJ・V・モンバルレは 19世紀も押し迫った末期に 「ドルドーニュ河畔」や 「ジュイヤック(ジロンド県)の寂境」 の来歴を種明かししてもいる。 .
ポンポナッツィはマグヌスを受け売るし、 ジェローラモ・カルダーノや デザリエ・ダルジャンヴィルは ピュロスの瑪瑙への疑意を表明した。 .
アルフォンス・ル・サージュの『宝石詩』、 アルベルトゥス・マグヌスの『鉱物論』を経て、 コンラート・フォン・メーゲンベルグ(1304〜1374)の 『自然の書』では イスラム王でもあった魔術師ゲテル(=テテル)の著作に言及し、 砂漠を放浪うヘブライの民…
1372年に没したジャン・ド・マンドヴィルの 『14世紀の宝石詩』ではピュロス王も アポロンも現れず、 神話の記憶を留どめてはいないようだが、 ブローチの「カメオ」は賢王ピュロスの 指輪がモチーフ/オマージュだ。 .
11〜15cには多種多様な異本の現れた マルボードの『宝石詩』では プリニウスそのままの引用だし、 .
A.D.227年以前の偽プルタルコスは、 クテシフォンの『植物論』や アリストブロスの『石論』、 メンデス人トラシュロスの『悲劇物語』・ 『トラキア人たち』を総合した『大河論』の中で、 「人間の形をしたリボン状水晶」を揚げている。 .
A.D.230年頃のC・J・ソリヌスは、 「それは瑪瑙のクオリティ次第なのだ」 と説く。(『碩学』において。) インド産の瑪瑙であれば森や動物を描くし、 神々の母が浮かび出て見える「オートグリフ」に、 男たちの姿を現す「フィラデルフ」。 .
セイレーンの姿を呈したパロス島の大理石(36節#4)、 割ると掌や棕櫚の葉の現れる・ 若きポンペイウスを名将カエサルが打ち負かした ヒスパニアのムンダ近郊の石(36節#29)、 太陽や月を内に含んだ「アステリア」(37節#47)、 竪琴を手にしたアポロンと9…
そう、第二章の「絵のある石」の話だった。 瑪瑙〔メノウ〕や大理石の人為的な画像の見出せる物を 「gamahé」〔ガマエ〕というが、 紀元前の古代からそういう見立ての伝統はあったようで、 我らのプリニウスにはしっかりと記述されている。 〈まあ、当然とい…
視覚と精神の逸脱を巡る総合的研究である、 私の著作の中ではそういう一切の前提条件を外し、 素直な気持ちで眺めてもらいたい。 …と序文において吐露るバルトルシャイティスは、 第一章で近代に流行ったトムソンの形態学以前に 滔々たる「観相学」があった…
科学的な偏見によって“真理”から遠ざかってしまった、 第一級の名声を得ている哲学者・碩学・作家・芸術家たち。 ひとたび思弁の領域に突入してしまうと、 “思考のアクシデント”というだけでは済まない。 “形而上的な真理は仮面の真理である”のに… これらは…
「マーブル模様」といえば、 種村季弘と巌谷國士が共訳した、 謎多き美術評論家である 「ユルギス・バルトルシャイティス」著作集の 第一巻『アベラシオン』 〈また「シオン」だ! 荒俣宏の『レックス・ムンディ』といい!〉 の第二章「絵のある石」に豊富な…
この税務の申告季節になると 「日計式簡易帳簿」と付き合わざるを得ないし、 小口のマーブル模様を見つめて 記憶の飛んでいるような朝を 迎えることもある。 .
どんどんどんどん主題・本道・本堂から外れる。 「真理」は永遠に差延される、 『ゼノンの矢』の如きラビリントスなのか? いや、『ネグレスコ・ホテル』までは24時間南へ 走らせれば到達するくらい百も承知だ。 え、50マイル? ↓ ↓ 正解は、以下のカラオケ…
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