2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
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また、「子宮」とは「子の宮」ではなく 黄道十二宮のネキュウであった。 .
十二神将は十二支の神格化であるから、 「子」は(毘沙門天の前身であるクベーラではない) 宮比羅大将〔クビラ〕であるし、 香川県琴平町の1368階段の金刀比羅宮 =金毘羅山〔こんぴらさん〕もこれが訛ったものであるが、 もう一つにはガンジス川を司るガン…
あと、イタチも「鼪」・「鼬」。 あるいは「臘虎」も北太平洋沿岸に棲む イタチ科の海獣である。 .
南京では二十日鼠に芸をさせて 見物料を取る露天の出し物があったし、 これは芥川龍之介が小説『仙人』に扱ったし、 数年前の中居正広のCMにも現れた。 .
ウオルト・ディズニーの ミッキー・マウスは最初もっと ガリガリにスキニーだったし、 地獄の変異;カルパティアの“御胎内”的な 『地下世界』≒『地底人』から現れる、 謂わば黄泉帰りのような 禍々しい影の存在だったのが、 ――『蒸気船ウィリー』で船、 『プ…
ポルターガイスト=音の精(≒木霊?) =ラップ現象のイメージ連想から 我々日本人は鼠を騒々しい動物と 思いがちだが、 英語の言い回しでは 「鼠の様に大人しい」があるし、 CPUの外付操作機が寧ろ似ている スカラベではなく、 「マウス」になったのには、 …
南方熊楠は「嫁」のことを「寝ず見」という 話から始めるし、 その“後戸”以上に奥に住まう お隠れになりし意識体が クロード・レヴィ=ストロース蒐集の『神話論理』での ジャガーやサルやアグーチやパカのように 喋るのは極々普通のことであった。 何もソロ…
しかしウミネズミがナマコでも ゴカイでも亀梨和也にしたところで、 それらが鯨の皮脂に潜り込んでいるとは とても思えない。 ――『白鯨』の船上加工シーンを思い出そう!―― ――グレゴリー・ペックのキャプテン・エイハブ と一緒に!―― しょこたんの母が可愛が…
バンヴェニストはプルタルコスの 「エヌドロス・ムス」(ミズネズミ)と プリニウスの 「ムス・マリノス」(ウミネズミ)を比較し、 後者は海亀の一種であるし、 (ゾロアスター教の基本文献である) 『ウィーデーウ・ダード』の中でも “悪しき生物”とされて…
ザラスシュトラ教の“元-宗教”・“親-宗教”・ “幹-宗教”としてズルワーン教の二元論があるとし、 その解説力たるや強力で確定的だが、 その肝腎の善悪2元の例獣12支の 就中悪獣の筆頭が「水鼠」で、 これが何のことやらサッパリ… というものである。 《エミー…
ちなみにエミール・バンヴェニストと ゾロアスター教の研究をしていた ゲラルド・ニョリもちょうど 私と同じような疑問を抱いたらしい。 .
あるいはゴカイの仲間で 和名「ウミケムシ」(海毛虫)が 英名で「Sea Mouse」である。 .
しかし私にはそれが疑問で、 思い当たる生物も居ないので、 長らく気がかっていた。 一部にはナマコの別称に ウミネズミがあるという。 実際「海鼠」と表記して 「ナマコ」と訓読させるし。 .
そしてこの理由が、 一頭あたり百ないし百五十樽もの獣脂&鯨油 が取れる皮脂層に「海鼠」が巣食っている からだというのだ。 それも氷塊に眠っている間に棲み付かれて しまうらしい。 .
ニールス・アンデルセンは、 そんなもんは背中が痒いから、 「痒ィ〜の!」ってそれこそ氷塊に こすり付けてるに過ぎない と即断バッサリだ。 .
ハイネは大航海時代の、 各地へ派遣される宣教師の内の オランダ人の報告書を頼りに、 朝日を受けた氷塊はダイアモンド城。 それを見てあのクジラですら、 立ち上がりながらゆらゆらと祈り始める 《ハイリッヒ・ハイネ『流刑の神々』p153》 ことから『鯨の信…
ハイネの友人であるニールス・アンデルセンは、 かのライアル・ワトソンの個人的な友人である (瞑想漁法で大量マグロを逃したことのない) ウイリアム・トラヴィスと同様な漁師で、 『鯨の信仰心』を否定する根拠に 「ウミネズミ」を揚げた。 .
ネズミといえば、 ハインリッヒ・ハイネの不思議な小編 『流刑の神々』のクライマックスに出てくる 「海ねずみ」の逸話だ。 .
▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 海ネズミと大子宮 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .