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何を、しゃらくせえ、
てめえのベタな落書きよか、
俺の一草の方が遥かに優れてるぜぃッ!
――心の中で思っただけで、口には出さなかったが、
容色にはありありと表れていたものと想う。
すると伯父は含み笑いするようにして云い放った。
「お前は樹を見ていない。」