2004-09-04 Mz3.闖入者***************************** 「ああ、退屈だ・・・・・・」 という呟きが、船が波と立てる音の間に 混ぎれ入った。 見ると、サルーンの真ん中のテーブルで 向かい合った角アゴの男が、新聞を置いて、 大あくびを快晴の青空に放った。 私が相槌を打つものか打つまいか迷ってる内に、 その男はもう一度おなじセリフを呟いた。 明らかに私の反応を待っている。 「そうですね。やることがないですね。」 .