〖〚⁅⁽₍((((((( 20 )))))))₎⁾⁆〛〗博文とデカルト

特命リサーチ200Xのスタッフの癖が濃厚な、
時空警察捜査一課PART4』というのを日テレでやっていた。
ここの連中は取材とか面白いことをやっておきながら、
プロデュース段階でえらい田舎い〔ださい〕タイトルをつける。
信長・竜馬のアプローチはもっと変えてもらいたかった。
なんか安っぽい昼中の二流ドラマだ。
その後、安倍晴明が2局で同時展開となった。
世も末、マジシャン頼みなのか。
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そこで伊藤博文の暗殺も扱われていた。
ジョン・F・ケネディのような事件として。
犯人は安重根
伊藤博文は当時、「征韓論」の立場にいた。
長州・萩の出身で、1885年、初代首相である。
朝鮮進出、引いてはユーラシア大陸への侵攻も
考えた帝国主義
それで朝鮮側の反感を買った。
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それが日本の軍部の陰謀だとする筋書きだが、
60代後半のこの国家元首が、いかに
エロな爺さんだったのか、もっと報せるべきだろう。
バイアグラが土下座するほどに、
この爺さん、お盛んだった。
〈なんだか俺、エロ専門になりつつある?〉
検索してもブチ当たろうけれども、
なので、ここでは軽く示唆するだけに留どめよう。
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夷斎;石川淳の『喜寿童女』にも出てくる。
江戸末期、喜寿=77歳までに、
実に1000人の男を知った芸妓;花女の、
仙術によって11歳の淫女に変身させられる話で、
クライマックスでハルピン駅で政府要人と連れ立って
立っているシーン。
勿論、お相手は、ど助平じいさんの国家元首である。
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そして(例によって)、銃声が鳴り響く。
老人が倒れる。
トランクケースが開いてしまう。
童女の人形・・・・・・。
――勿論、かの(近代)科学哲学の走り;
.  ルネ・デカルトのフランシーヌと斉同である――。
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〈この結構は後の『おとしばなし集』の『白鳥物語』と
同じなのだが、とんでもなく鮮やか過ぎる手並だと想う。
夷斎;石川淳は、頭抜けた天才だ!
この碩学の妙味を味わえたあなたには震えが興り、
そしてそれが止まらぬ筈である。〉
〈だから、私は薦めない。
こんな凄い核爆弾に触れて、
その臨界状況の放射能に汚染され、
キ印になってしまったにしても、
「おまへの所為だ!」と詰め寄られても、困るからである。〉
〈え? 何? 「こんな所で公表してるじゃんバルジャン?」
.             ――フーム。見なかったことにしてくれ。〉
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