■□ 6666. ◆◇ ノヴァーリスよりもホフマンを評価した浪漫派の革命詩人の心情は、透明に突き刺さり、よく分かる!

ゲルマンの熊らが信仰を棄て
無心論者になるそばで、
フランスの鸚鵡〔オウム〕らは
よきクリスチャン・ヂオオルになっておる!

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量子は市議に鉄砲で撃たれ、
講師が刻苦を炙り、
人の背中に駄馬が乗る。

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サルがパンテオンを旁り、
長靴の猫がソフォクレスを裁判する。
報知新聞の下劣極まる碑銘。

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自由と権利を主張する、
カトリックの梟どもに
異を唱えていても仕方あるまい。
テンブロープへ頭で登り、
呼ばわろうぞよ、「王様万歳!」

もちろん、モーツァルトのセレナード;
『ハイネ・暗いネ・那覇と・無地行く』
を懸けて。
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