▲▼∴ 226. ∵▲▼ 小さいからと、侮るなかれ!

そして警察や自治体等々の一斉捜索を行うが、
連日そうするが、
一向に何らの痕跡すら見いだせない。
僅か150mばかりの、
小さな村山に過ぎない。
隣町へ赴く時はいつも目の当たりにするし、
朝飯前で2〜3往復できるコースだろう。
――実際、雑用係のアルバートや、
.   その主人格のマイクルは日に何度も何度も
.             この山を登り降りしている――。
――確かに昨年の秋冬に
.   『探偵!ナイトスクープ』のレポートであったように、
.   ルートの不明な村山はいくら歩いても
.   目的地へ至れない…なんて事がありうるが――。
.