▲▼∴ 218. ∵▲▼ セント・ヴァレンタインのピクニック

2/14の日が暮れて暫く経っても
生徒たちは帰って来なかった。
校長のミセス・アップルヤード(;レイチェル・ロバーツ)は
マーブル小口の帳簿を開けながら待っていたが、
ついに痺れを切らしてこれを閉じ、
時計を見つめた。
かなり遅くなっても、
「まだか? まだ帰らぬか?」
って状態で、
大型馬車の車輪の音が
学園の門口に響いたのは
深夜だった。
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