▲▼∴ 593890. ∵▲▼ パパイヤ鈴木の目から黄色い水晶体が零れ流れた。

――「感想すらしないこと」や・
   「夢やアイデアでなくても口外しない方が為」
   と教わることだろう――。
――パパイヤを売ろうとする父子の眼を
   チェン・ソイルが一指禅で突き刺した時、
   豆腐のように柔らかだった《『半島を出よ』上p146》――。
――魂の入ってない彫物なのだ。
   いや「ヒュー」という以上、「紙風船」か。
   マッスでもオブラートのように薄紙だ――。
我々の方を
カニ料理店の巨大オブジェで
分類させる/(素材化)従属させてしまうからだ。
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