▲▼∴ 701553． ∵▲▼ リーナ・レアンデションの勝ち！

『ぼくのエリ 200歳の少女』と『モールス』は
同一原作である。
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの
『MORSE -モールス-』。
吐き貯めの中で喘いでいる我々は、
そんな事態にばかり直面する。
――『ニキータ』と『アサシン』、
　　　『リング』と『ザ・リング』、
　　　『ドラゴンタトゥーの女』等
　　　と同じ趣向――。
――他に『呪怨』と『THE JUON/呪怨』、
　　　『仄暗い水の底から』と『ダーク・ウォーター』、
　　　『Shall we ダンス?』と『Shall We Dance?』、
　　　『ハチ公物語』と『HACHI 約束の犬』、
　　　『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』と
　　　『私の頭の中の消しゴム』、…等々等と――
――リメイクは今に始まる苦肉の策ではなく、
　　　映画の草創期から名作といふ名作は
　　　繰返し繰返し別な俳優でリメイクされている。
　　　し、我々の人生だって丁度そんなやうな
　　　輪廻転生だといふ事実にそろそろ気づくべき
　　　意識の覚醒期に人類は来てゐる――。
「殺してやる！　殺してやる！」
と主人公少年が庭の木を切りつける
シーンで〈どっかでみたことあるな〉
と思ったが、父娘の殺害シーンで
確信に移行した。
『キック・アス』を見て以来の
クロエ・グレース・モレッツfunとしては
『ヒューゴの不思議な発明』と共に
是非とも握さえて置かなければいけない作品だが、
Kick Ass以来パッとした演技が出来ておらず、
『キック・アス2』も大して期待できない。
――役柄を演じきろうとして
　　　成りきっているのが逆にアダとなっている。
　　　そういふ芸風はエル・ファニングがお手の物だ。
　　　クロエは個性を前面に打ち出したほうがいい――。
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