▲▼∴ 710406. ∵▲▼ フランケンシュタインの流派

ゴシックホラーの系譜と言へば、1764年に
先づホレス・ウォルポールの『オトラント城奇譚』
が口火を切ったが、この丁度30年後に
ウィリアム・ゴドウィンの『ケイレブ・ウィリアムズ』
なる異色の啓蒙書的ゴシックが出されてゐる。
昨今非常に熱く研究され出したこの社会哲学者
には一瞬だけ妻が居り、その一瞬時に生まれた児
こそが誰あらう、斯のメアリー・シェリーである。
(母;メアリ・ウルストンクラフトは娘の出産後
         11日目にして産褥熱で死去。)
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