▲▼∴ 710982. ∵▲▼ 遺著管理人ルーファス・グリズウォルド

文壇の大物で編集者だった、
ルーファス・グリズウォルドによってポーは、
大鴉でも率ゐて夜の街をうろつく
陰気な人物のイメージが植え付けられたが、
実際には社交的で明るく、
多くの人に好かれてさへゐた。
――イメージの改訂が始まったのは没後20年以上後。
   イギリスの作家ジョン・H・イングラム
   『エドガー・アラン・ポー ―その生涯と書簡と見解』、
   つまりアメリカではなくヨーロッパからだった――。
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