2005-07-30から1日間の記事一覧

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∵∴■ 25 ■∵∴■∵∴■結局ナショナリズム? それとも単なる売名行為?

但し、伊東の日蓮宗的;つまりは田中智学・ 『国柱会』的な国粋に放物ノエマしている この伝統文化の見方には当然、 強烈な反対意見もあって、 それはちょうど『「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た』と 暴露する専門家が出てきたのと同…

∵∴■ 24 ■∵∴■∵∴■時間軸を経巡る幻視の旅

ちなみに中沢新一の最新作; 『アースダイバー』ではこの 伊藤忠太が大きく貢献した 明治神宮の由来; 「京都の比叡山」や 「江戸の日光」といった “鬼門”封じに鎮座した由来が、 ――敗戦で不要になった戦車をバラして、 . 作っていった東京タワーと共に―― ――…

∵∴■ 23 ■∵∴■∵∴■「緊張」が生んだ近代の有志たち

博物学における 町田久成(1838〜1897)と 田中芳男(1838〜1916)や、 勿論の民俗学3聖、 そして岡倉天心や この伊東忠太、 そして井上円了や 河口慧海、 鈴木大拙、 日本宗教学の祖;姉崎正治。 シルクロード探検の大谷光瑞と、 その弟子でもう一人のチベ…

∵∴■ 22 ■∵∴■∵∴■針度センサーの根ざす深さ/のっぺらぼうと再度の怪(の単的さ)

そうはいっても、 いづれにせよ、 我々現代人に この維新前後の有志の如き 熱気は見られぬ。 こんなカス共と スクラムを組むくらいなら、 トナールの卓袱台を 力いっぱい ひっくり返してやってもいい と思うくらいだ。 .

∵∴■ 21 ■∵∴■∵∴■女体や蛇や水流の描く「流線型」

しかし、 悲しいかな、 その認識の規定 =基底材には、 私は不安を感じずには居られない。 というのも、伊東忠太は 「デザインは女体のようなもの」 と語っているからであって、 この点に於いては、 私はフロイドの認識の方が 真っ当だったように思う。 即ち…

∵∴■ 20 ■∵∴■∵∴■「謎」の価値 〈 ← ナンセンス 〉

これにより、 シビライズされていく 世界の中に 自分のリアリティとしての 「妖精」や「妖怪」を 混入し、 一辺倒の 均質な ヒエラルキーの危機へ 「プチ差延」を バラ撒いた訳だ。 しかもいっぱい。 〈これはちょうど「碑伝」〔ひで〕〈中田?〉や、 . 「御…

∵∴■ 19 ■∵∴■∵∴■関東水木会と東アジア恠異学会

. 小松和彦や京極夏彦; . ――実相寺昭雄&いしだあゆみ . によってデビュー作; . 『姑獲鳥の夏』 . 〔うぶめ/コカクチョウ〕 . が映画化された京極。 . 『マーズアタック』とか、 . 『モンスターズ・インク』などのような西洋にある、 . モンスターでも、…

∵∴■ 18 ■∵∴■∵∴■追悼と回想

. あれ以来だ、 . 飛行機事故が滅法ふえたのは。 . 「機長やめてくださいッ!」 . 逆噴射事件なんてのもあった。 . 銃刀類を持ち込んで . 御用になった奴もいた。 . 空港へ闖入して、 . 暴走しまくったあげく、 . 『ヴァニシング・ポイント』 . (や『イージ…

∵∴■ 17 ■∵∴■∵∴■妖怪博士と女流作家たち(追悼)

――「妖怪博士」といえば、 . アルジャーノン・ブラックウッドの . 『ジョン・サイレンス』が有名だし、 . アイルランドやノルウェー、 . 太平洋に浮かぶ各島嶼〔しまじま〕にも、 . ミュルテプリシテ(=多種多様)にあるし、 . 日本では . 井上円了-学僧を…

∵∴■ 16 ■∵∴■∵∴■表キリスト・裏マジックのratio

これはキリスト教諸国が 一見キリスト教に転んだものの、 その裏で自分たちの先祖が 古来遵奉してきた地神たちを、 「密儀」とか「結社」あるいは 「魔術」だとか「悪魔崇拝」 といったような形でなお信仰し続けたり、 あるいは折衷したり… 工夫してきた手法…

∵∴■ 15 ■∵∴■∵∴■機能美への収斂を案じた悟達者?

そして「機能主義」へ 必然のように向かっていた 「建築学」にアンチテーゼを 投げ掛けた。 伊東の生地;山形県米沢市で、 (名医の家系;米沢藩士・伊東祐順の次男に生まれた) (謹厳実直な大臣歴任の、平田東助の実兄) 彼自身が見た「妖怪」を、 彼は自…

∵∴■ 14 ■∵∴■∵∴■巡礼が与えるインスピレーション

師匠である辰野金吾が (日銀本店・東京駅、 . 片山東熊の京都博物館・ . 赤坂離宮などを建築) 来日中のバージェス ――「頁岩」で有名だよネ!―― に、日本建築のことを質問されて 何ひとつ答えられなかった雪辱意識と、 フェノロサや岡倉天心の 勧めがあった…

∵∴■ 13 ■∵∴■∵∴■スポンサーもおどおど

何せ東大教授になるための イニシエーションとして 英米留学が必須の時代に、 彼は文部省を説き伏せ、 中国からインドへ…と、 即ち仏教伝来の経路を 逆昇りしているのだ。 .

∵∴■ 12 ■∵∴■∵∴■「エンタシス」

日本史のかなり冒頭に 出てくる「エンタシス」 ――柱の膨らみ―― の発見者が伊東だし、 明治以降の寺社建築では 最大の権威だった。 明治神宮しかり、 築地本願寺しかり、 祇園閣、 平安神宮、 伊勢両宮、 靖国神社、 台湾神宮、 樺太神宮、 朝鮮神宮、 一橋大…

∵∴■ 11 ■∵∴■∵∴■藤森照信『日本の近代建築』

伊東忠太といえば、 岩波新書の名著; 『日本の近代建築』 〈但し上・下2巻〉 ―― by 藤森照信―― の中で最も 魅力的な部分である。 .

∵∴■ 10 ■∵∴■∵∴■一字違いなんて愛嬌々々

「伊東忠太」なのだから、 「伊藤忠商事」が前面バックアップ すればよいのだ。 バクー事務局なんかで 石油なんて採掘してないで。 〈しかもカスピ海の地元民には . 日本の貢献度が全く(!) . 評価されていない。〉 .

∵∴■ 9 ■∵∴■∵∴■伊東忠太記念館

とはいえ、 まもなく、 南方熊楠の記念館のように、 伊東忠太のそれが完成するのは 喜ばしいことだ。 アイルワース版モナリザ とどっちが早いか、 もはや秒読み段階にある。 .

∵∴■ 8 ■∵∴■∵∴■ミステリ庵

我々のように 「神秘を探求する徒」 としては、 伊東忠太にも もっと“謎”-性を 保持していて欲しかった。 .

∵∴■ 7 ■∵∴■∵∴■ここでも幼児体験!

これにより、 近代日本の建築学を 刷新した巨人も、 玄奘〜呉承恩の 仏教系世界認識を ――恐らくは幼少期に絵本か伽話で得て―― 憧憬していたに違いない 事実を知り、 ある意味 少々ガッカリさせられる。 〈とはいえ、天下に名高い『雲崗石窟』を . 発見したの…

∵∴■ 6 ■∵∴■∵∴■経典を求めて仰天する僧侶

伊東忠太は終戦の日、 自分を三蔵法師に見立てた 寓画を描いている。 ――いっぽうジョン・ディーこそは、 . 現代の建築学の大根本となる . アラビア建築学の古書; . 『ウィトルーウィウス』を . 西洋世界に紹介した初めての人であったし、 . また、 . ナポレ…

∵∴■ 5 ■∵∴■∵∴■本題;「伊東忠太」

さて、そして本日の御題の 「伊東忠太」は、 日本博物学局の 「田中芳男」と共に もう少し注意されて 叱るべき人間である。 〈怒られんのかよッ!〉 〈…だって。あ〜、ウゼッ。〉 .

∵∴■ 4 ■∵∴■∵∴■で転職? え、出家?

そしてまた、 「Duda」なら「転職」 . なのだが、 「頭陀」となれば元意は 梵語で「Dhutanga」であり、 その意味は、 「煩悩や諸欲を洗い去る」 ということであり、 これが転じて 「出家僧が托鉢して修行すること」 という意味になった。 .

∵∴■ 3 ■∵∴■∵∴■リスられダメ親父

そして「Dude」なら 「洒落者」とか「気取屋」なのだが、 但し「Dud」とは「不発弾」で 「役立たず」という意味であり、 ねえ「パパァ」の「Dad」とは 発音が違うのだが、 「ダメ親父!」って意味で 引っ掛けたりする。 世界各国、 男性の価値は暴落している…

∵∴■ 2 ■∵∴■∵∴■「テューダー朝」と絶対主義

Court of Star Chamber =星室庁、 Enclosure =囲い込み、 Gresham =悪貨は良貨を駆逐する。 ……等々等々。 そしてフランス・ヴァロワ王朝を 裏で支えた占星術師が斯の 「ノストラダムス」だったのに対して、 これと対立するイギリスのこの チューダー王朝…

∵∴■ 1 ■∵∴■∵∴■「百年戦争」の後の百物語

イギリスの絶対主義確立期; ヘンリ7世〜エリザベス1世まで (1485〜1603年) の5代を「テューダー朝」というが、 斯のジャンヌ・ダルクの 最後の方に登場する 「百年戦争」の後続の 時代である。 .

『 利洗図せし 妖怪博士 』

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