2004-07-30 ■□ 2 ◆◇ ■□ ◆◇ ■□ ◆◇ 裏に山があるために、 夏にはアブラゼミが飛来し、 非常階段などで腹を向けて、 仰向けに干からびている。 ――かと思いきや急にけたたましく 逃げ飛ぶ。 毎年びっくりさせられる。 そしていつしか本当に 仰向けでくたばってしまっている。 『勝手にしやがれ』ってなような 奔放な死に様だ。 幼虫で7年間も地中に居て、 蛹から返ると 7日しか生きていない。 それでテリトリーにも、 森林エコロジーにも 無関係な有らぬ地で 朽ち果てる。 木曜日に来る掃除屋に 掃き集められて「可燃ゴミ」だ。 .