■■=== 11 ===■■卑劣漢;宮本武蔵の実像

宮本武蔵は敵を奇襲したのだ。
果たし合いの場所へ来て、
待合室で着替え、
あるいは刀の手入れをしている敵を
後ろから殴り殺したのだ。
勿論、約束の時間の前にである。
それも単身ではなく、
団体で。
卑怯者ゆえに生き残ったし、
生き残った故に後で幾らでも“脚色”して
「美化」できた。
こうして「正史」如きものは作られてくるのである。
ことごとく。
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