▲▼∴ 513243. ∵▲▼ 時間の堰堤たるミヒャエル・エンデ

――『ネバー・エンディング・ストーリー』のようなものさ。
  信じなきゃダメなんだ。
  大切なのは心の持ちよう。
  オマハ・インディアンは慰みには花を摘まないし、
  彼らがシャボンユリを抜く場合や・
  東カナダのオンビアシー(=呪術医)が
  草木の根や葉や皮を採取する時には、
  必ずその根元にタバコを供えて
  植物に了解してもらう。
  こうしないと、植物の体は蛻〔もぬけ〕の殻のようなもので、
  薬効が全く無くなってしまうんだ。
  彼らをきちんとリスペクトすることによって、
  彼らにも“気持ち”を込めて貰わなきゃならないものなのさ。
                      《『野生の思考』p52》 ――
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