――『ネバー・エンディング・ストーリー』のようなものさ。
信じなきゃダメなんだ。
大切なのは心の持ちよう。
オマハ・インディアンは慰みには花を摘まないし、
彼らがシャボンユリを抜く場合や・
東カナダのオンビアシー(=呪術医)が
草木の根や葉や皮を採取する時には、
必ずその根元にタバコを供えて
植物に了解してもらう。
こうしないと、植物の体は蛻〔もぬけ〕の殻のようなもので、
薬効が全く無くなってしまうんだ。
彼らをきちんとリスペクトすることによって、
彼らにも“気持ち”を込めて貰わなきゃならないものなのさ。
《『野生の思考』p52》 ――
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