▲▼∴ 646605. ∵▲▼ 蓋・注ぎ口・把手・台などが金・銀・トムバクで修復された磁器たち

そしてミニアチュール(細密画)や
花押〔トゥグラ〕や毛筆や
印章〔ミュヒュル〕や
龍泉窯の青磁
景徳鎮の牡丹蔓草には
シルクロードさえエクステンド飛火する
感慨を催させるけれども、
――モスクや霊廟で礼拝の方向を示す「ミフラーブ」
   の前に吊り下げられた貴石ランプなどは、
   ぜひ暗闇で灯火を通して観たかった。
   し、黒檀に象牙・骨・銀線を象嵌した書見台「ラフレ」。
   ラフレと似たような材質で作られた、
   ハマムのための岩盤浴用の高下駄!
   そして『日経新聞』でドバイの薔薇を高騰させる如き、
   ムラト3世のチューリップ・カフタン!――、
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