2008-06-16 ▲▼∴ 646787. ∵▲▼ カノンとカルネ、アル・カポネ ミヒャエル・ハネケ風の無言・無説明-長回しで、 ギャスパー・ノエの残忍冷酷〜冷徹情景を 延々続ければ、 ――ディオニュソス(=二度生まれる)が、 縫い込まれたゼウスの太腿から “再び生まれる”ようにして、 牛の横っ腹から抜き取られる胎児はじめ、 血が流れる、流れる。 滝のように、血が流れる、流れる。 こういう映画を見慣れていない癖に、 巧みな宣伝口上に釣られて舞い込んだ 聴衆は吐き戻しそうになり、 30分後には飽き飽きしていた――、 誰かが間違って“映画言語”の札を 掲げるに違いない。 .