▲▼∴ 650946. ∵▲▼ 天台智邈『摩訶止観』の常行三昧以上でさえあった、欣求浄土の五念念仏

とはいへ、トワ・エ・モワ
この李纓の『靖国』が拙劣なのは、
つまりは座敷ワラシの視線であるからだ。
彼は死んだ子であるし、
育った水子の霊であるし、
英霊であるし、
付き纏う守護霊なのだ。
よってこの映画は、
――折口信夫古代エジプトチベット
   『死者の書』ならぬ――
『死者の映画』なのだ。
よって試写会は「死者会」だし、
幸田露伴の『連環記』によって描かれた
慶滋保胤の「勧学会」乃至
「二十五三昧会」(フィーチャリング 源信
;死の結社〜自殺クラブに
比せられるものである。
松岡正剛『日本数寄』p191》
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