▲▼∴ 655191. ∵▲▼ 猩々の酒壷;褐鉄鋼のさざれ石製「禹余粮」

が、さすが、そこはセイゴオ
箱庭的で手元存在的、
つまりは安全な壁絵レベルでは済まさない。

雪舟」と
「雪村周継」・「雲谷等顔」、
「狩野三代;「元信」・「正信」と「永徳」
(といふ隔世相伝)、
「天下一統」と「画境社会」、
「禅僧から時宗、そして法華宗文化へ」、
「本阿弥家の“折り紙つき”」、
織田信長の“叡山炎上”」(延暦寺焼き討ち)、
「本阿弥家の“折り紙つき”」、
牧谿」や「夏珪」と「玉澗」・「馬遠」、
そして「真行草の画体」と
妙心寺霊雲院の狩野元信の描き分け。
そして一旦アングルとドラクロワ
つまりはフランスに飛び、
張彦遠『歴代名画記』の「墨に五彩を兼ねる」から、
「破墨」・「潑墨」、「水暈墨章」、
宗炳・王微・謝赫の画論と、
「気韻生動」や「霊気」・「景気」・「気母」、
黄巾の乱」と「八王の乱」、
対するに「竹林の七賢」や「山水臥遊」、
花郎ファラン〕や道教〔タオイズム〕の開始で
「逸格」と「逸民」、「遺民」、
仏教に対する道教の確立はそのまま
仏教に対する日本の神道のそれと同然だし、
北宗画の「李思訓」と南宗画の「王維」
(の皴法「麻皮皴」・「披麻皴」)、
「荊浩」に「李成」(平遠)・「范寛」(高遠)・
「郭熙」(深遠→三遠の達成)、
「黄公望」に潔癖症「倪瓚」、
「王蒙」と道釈画「顔輝」、
栄西と、大日能忍・道元の協力、
「董其昌」と「呉彬」、
「安堅」や「安輝璿」・「姜希顔」などの李朝山水画
「一山一寧」や「高峯顕日」と「夢窓疎石
平安の三蹟小野道風の「傾筆」や「側筆」、
道元正法眼蔵』#29の「山水経」に始まる
「山水一如」思想こそが禅林の水墨趣味や
夢窓疎石や日本オリジナルの『枯山水』を
発起したのだ!!!!!!!!!!!!!!

との圧巻。
アルフォンス・アレの『奇妙な死』のように
水害を起こしたかと思うが早いか、
我々は平田篤胤の『仙境異聞』の壷中;
杉山僧正の仙術のように
絵画の中に引き擦り込まれてしまう。
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