2009-04-08 ▲▼∴ 657956. ∵▲▼ 弾左衛-裁判 そして不浄は差別と不可分であった。 先日の松岡正剛『千夜千冊』でも 塩見鮮一郎の『浅草弾左衛門』が 足立巻一の『やちまた』と並ぶ名作だ!と ベタ褒めされていたけれども、 その弾左衛門の『頼朝公御証文』〜『由緒書』や 家船〔えぶね〕たちの『浮鯛抄』・ 本居内遠の『賤者考』や 屋代弘賢の『古今要覧稿』で明らかなやうに、 カワタ者たちは動物の死骸を 肉と革製品に分解(:生産)したし、 死骸は気枯れても構わない 末端の不可触賤民の恵みであった筈だ。 ――河原乞食やサンカホイトの末裔である 芸人共が自らを「汚れ」と自嘲することがあるが、 決して笑い事などではない――。 .