▲▼∴ 674389. ∵▲▼ オロアとトンガ、そしてマナとハウ

エミール・デュルケムの甥っ子で、
ブロニスワフ・マリノフスキーに大きく依存した
マルセル・モースの『贈与論』では、
マオリの物の霊やアンダマン諸島の気前よさ(喜捨)、
お返しのお返しや、
ローマ・ヒンドゥー・ゲルマン・ケルト・中国の法に
まで考察が及んだ末、
チムシアン族の『カワウソの子』の徳井性を挙げ、

ポトラッチ即ち財産の分配は、
軍事・法律・経済・宗教の全てに就いて
知って貰う為の基本行為
《マルセル・モース『贈与論』p105》

と結んでゐる。
コミュニケーションの欠如、なのだ。
よく評はれるやうに、やはり。
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