2009-12-06から1日間の記事一覧
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エミール・デュルケムの甥っ子で、 ブロニスワフ・マリノフスキーに大きく依存した マルセル・モースの『贈与論』では、 マオリの物の霊やアンダマン諸島の気前よさ(喜捨)、 お返しのお返しや、 ローマ・ヒンドゥー・ゲルマン・ケルト・中国の法に まで考察が…
ミシェル・フーコーは将にこの現象を 「ファルマコン」といって一次的&一義的な 誤解を受けたし、 乱世とは斯く不安定なものだ。 .
今度のJALの破綻や 米銀106行の破綻でも明らかなやうに、 あるいは百十四銀行の不正融資(6億円)や 借金の棒引き・給料からの天引き… で明らかなやうに、 「贈与」と「売買」は紙一重。 これは丁度「敵」と「味方」が 状況次第でコロコロ入れ替わるのに似てい…
近代フランスには“物”が無かった。 いや、近代フランスばかりではない。 全世界、いくら探してもフェティカルな オブジェクツはそうそう無かった。 だから草笛を吹いたし、 メンコを差し楽しんだ。 主婦は傍目のものを悉く欲したし、 信用経済はそこに突け入…
『アストレとセラドン』がえらく中途半端な 17Cに偽造された5Cの古代話。 一見、名作『ダフニスとクロエー』かと想うが、 次々に将棋倒しのやうに幻滅していく駄作。 なのに対して蓮見重彦も惚れ込んだだけあって、 フローベルの原作がいいのだらう、 ちくま…
またソクーロフは煮ても焼いても もはや食えぬ。 ボヴァリー夫人はアントニオ・サリエリだし (フランク・マーリー・エイブラハム) 、 映像は「これで最後」と撮り納めた エリック・ロメール(89歳)の 『至上の愛 アストレとセラドン』 だ、 これはまるで。…
内容がオタクの陰鬱なもので、 マーク・ロマネク&ロビン・ウィリアムズの 『ストーカー』だとか、 村上正典&中谷美紀の 『電車男』に遥かに劣るので リピーターは居るまい。 .
スコリモフスキーは 『ハックル』や『タクシデルミア』の パ−ルフィ・ジョルジや、或は、 アンドレイ・クラフチュークの 王道古典・教科書作; 『この道は母へとつづく』等に 似たやうな好感の持てる 落ち着いた綺麗な映像。 .
気分が悪いので口直しに イエジー・スコリモフスキの 『アンナと過ごした4日間』と、 アレクサンドル・ソクーロフの 『ボヴァリー夫人』を観て来る。 .
▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . 『 コタツ亀、巣籠る 』 ▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼∴∵▲▼ . .