▼▼▼▼▼ 4 

我々が読まなければならないのは、
儒教的な美学であり、
藤原惺窩の『仮名性理』であり、
林羅山の『三徳抄』であり、
山鹿素行の『山鹿語録』や『配所残筆』であり、
新渡戸稲造の『武士道』である。
これらは朱子学である。
対するに『葉隠』は陽明学なのだ。
平田篤胤や右翼思想は・・・と云いながら、
マルキシズムに直結させて三島由紀夫
『行動学入門』の中で明弁しているが、
これも交通整理がゴチャゴチャの怪しい思想である。
奴は単なる滑稽の、恥さらしだったのではないか。
いわば、お笑ひ?
昔の落語家に、打上花火を抱いて火葬にされ、
当然大騒ぎになった者が居るが、そのような、
殆ど粋(?)なまでの洒落だつたのか。さうか。