【79】 . モーゼの十災

もおぜのじゅっさい
紀元前1250年に200万人ものイスラエル人たちは、不当にエジプト王に奴隷あつかいされていた。これを解放すべくモーゼは直談判するものの聞き容れられぬので、状況打破のために以下の十の災害を与えた。
(1).ナイル川の水をすべて血に変える。
&魚を殺し、水を飲めなくさせる。
(2).カエルを異常発生させる。
(3).ブヨを異常発生させる。
(4).アブを異常発生させる。
(5).疫病を発生させ、エジプト人の家畜を殺す。
(6).膿を出す腫物をエジプト中に流行させる。
(7).雹を降らせて畑の作物を全滅させる。
(8).イナゴを大量発生させて稲を全滅させる。
(9).3日間エジプト中を暗闇にする。
(10).「子羊の血を鴨居と、2本の門柱に塗れ。
.     それがなされていない家の初子は
.     人も家畜もすべて殺す!」
――かくて交渉は成立し、200万人ものイスラエル人たちを率いてモーゼは約束の地「カナン」に旅立った。