■■=== 4 ===■■「引き彫り」の「型紙」

それも、(保護液の)「筆塗り」ではなく、
着物の染めに使う「型紙」を使い、
鋭い小刀で一気に切り取る「引き彫り」という手法であったために、
「直線の折れ目」や、左右シンメトリカルな(手の動きの)「癖」、
並びに「1mmに満たない線」部分の説明もこれで決着した。
厳密にアップで見ると「色ムラ」の生じているのも、
藍を「摺り刷毛」で塗っていったからである。
〈伊勢形紙協同l組合の鈴鹿の伝統工芸士;内田勲が型紙を彫り、
.  京都の「染司吉岡工房」の染師;吉岡幸雄が染め、
.                            再現していた。〉
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