2004-11-15 ■■=== 5 ===■■元禄の華やかな呉服商 光琳自身、京都で宮中の御用を務める程の 裕福な呉服商の倅であったわけだし、 実際、元禄の呉服の型紙もまさにあのような流麗な 「流水模様」だったのである。 ――人々が贅沢を楽しむようになったこの元禄期、 . 着物は斬新な意匠を競い、 . 高度な工芸技術の開発が進められた――。 しかもそれを「銀箔」に見せるため、 これもまた「型」が当てられ、 「箔足」が描かれた。 .