▲▼∴ 655053. ∵▲▼ 次で出てつてやらうと思ふ

115分の完き苦痛!
いや、3分のみ除いて
「112分の完き苦痛!」
としようか?
その例外の3分とは
デヴィッド・リンチである。
クローネンバーグやヴェンダース
それに中国人監督たちと共に
まったく期待していなかったけれども、

“劇場”から巨大なハサミが飛び出しており、
それこそまるで『平家物語』の“大顔”や
“コストニーチェ”などの「物怪」のようであり、

閉じかけていた瞼が高速モーターで巻き上がり、
床擦れ懸念の尻の不愉快さも解消された。
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