2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
我々の税金を「公的資金」と美称して「注入」しやがり、 アナリストたちも結局は有効な手段を講じられない。 もはや株式会社を解体して 時価で分配してしまおうという、 「解散価値」が囁かれる中、 10日ぶりで一旦1170円の急騰を見せたが、 ここで明らかに…
9日連続で2900円の株価暴落。 1987年10月のブラックマンデー(14.9%down)、 1953年3月のスターリン暴落(10.0%down) に次いで史上3番目の下落。 世界の金融機関の損失が約143兆円に達し、 日本の損失だけでも26兆円。 .
「二極化」こそが問題である。 「経済格差」こそが問題である。 完全に最早、 「学歴は要らないから金をくれぃ!」 という卑しい時代に突入した。 .
リバプールでは大航海時代、 黒人女性が高値の花だった。 アメリカは人身売買のイギリスをこそ真似たのだし、 つい数年前にもスラム街に住む黒人高校生が 快楽殺人の餌食となった(2005/7/29)。 彼の額には手斧が減り込んでいた。 歴史ガイドのエリック・リン…
『この自由な世界で』の主人公 アンジーと同じく 彼らに同情し、 助けの手を差し伸べ、 それが不法行為に該当したりして、 何が正しいのかの価値観も基底材から揺り動き、 追い込まれてニッチもサッチモ 行かなくなってしまう事態もあるだろう。 .
彼らが犯罪を犯し、 引渡し条約のない国へ逃げた場合、 それが殺人だとしても 殺された遺族は泣き寝入るしかない。 し、代理懲役で“恩義を売る”日本人の 少ない今日、高々20万円やそこらで 殺しさえ引き受ける彼らは重宝がられる。 ――茶花や航空機チケットは…
既に日本もガイジンだらけだが、 亡命も難民申請も認められず、 法の目を掻い潜って 細々恐々と生きる不法就労の外人を 一般庶民のあなたも 1人や2人は知っている筈だ。 .
山田洋行&守屋武昌の 防衛省の汚職事件以来、 山本薩夫か伊丹十三、 あるいはシドニー・ルメットや アラン・J・パクラ、または ビル・フォーサイス辺りの所謂 “社会派映画”を観たいと 思っていた秋だった。 タイミングが良かったし、 時機を得ていた。 .
アンジー役のキルストン・ウェアリングが キム・ベイシンガーを彷彿わすやうな 渋味がかった美人で スタイルも抜群で しかも役になりきっていて 真に迫っており 実に佳く、 またテーマも扱いも実に佳いので、 『タクシデルミア』を抜いて 2008年の最良作と認…
「貧困」こそが問題である。 ケン・ローチの最新作 『この自由な世界で』でも、 (Ken Loach "It's a free world...") ペドロ・コスタの 『ヴァンダの部屋』や『コロッサル・ユース』でも、 そしてジョン・クローリーの『BOY A』〈坊や〉 でもそうだが、ア…
70代後半の親の年金で生計を立て、 週一だけ近くの蕎麦屋で鴨南蛮を食うのが 至福(!)。 それで3800円の書籍に 「清水の舞台から飛び降り」、 カラオケ店やネットカフェで難民るのも彼らだし、 ヲタ芸に興じるのも彼らである。 そういう自身の実態を棚に置…
彼らプータロー博士の年収は僅か128万円である。 《;『新報道2001』の南雲和夫の場合。》 月々10万円。 ボーナス無し、 手当て無し。 1991年の宮沢喜一内閣で 科学技術立国を目標して 大学院-倍増計画 を実施した煽りで、 奨学金の借金残高が362万あって 年…
物理学賞の 南部陽一郎と小林誠&益川敏英、 ――「うれしー!」なんて云わないヨ―― 化学賞の下村脩 のノーベル賞受賞に伴い、 その余波で。 .
大学院を卒て博士号を取り、 それでいながらアルバイター(非常勤講師) という地位の者たちが全国に 12000人も在る事実が やんわりと明るみになった。 ――時太山=斉藤俊を、 広島の海上自衛隊の特別警備隊同様、 集団リンチで殺害した兄弟子3人を 「親方の…
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村上水軍の前身の海賊たちが 海路を屋島へ案内する様子も 目に浮かぶし、 夜に灯光を消して猛スピードで移動する 現代の密漁船たち… .
そりゃ壇ノ浦の源平合戦の悲哀もある。 一ノ谷の崖駆け下りや、 那須与一の扇射ちや、 殺さなくてもいい笛吹き青年殺しの熊谷直実や、 〈;武田信玄が同じ轍を踏む〉 入水する安徳天皇やその母:建礼門院などなど。 .
以前通りがかった時、 この屋島と五剣山が妙に印象に残って、 「弘法大師空海はきっと卑俗なまでの ナチュラリストだったんだろうなぁ〜」 なる勝手な感慨まで覚えてしまっていた。 .
三遠でいう所の「高遠」な 鳥瞰が得られた 『琴弾宮縁起絵』は、 しかしやはりこの風土が産んだものなのだ、 という直感があった。し、 この直感をそのまま結論するには いいルート運びであった。 .
クジラ漁には重宝されたし、 戦乱の世では将に 軍事的な要衝となり、 「隠し砦」・「隠れ城」の遺構が見つかったりする。 .
また、舐めて掛かると ひどい目にあうのも この類である。 .
葉山は決して低くない。 標高だけから比較すれば 数値的には低いが、 “国見”を行う高台-性から言ったら、 重要度は羽山の方が遥かに上なのだ。 .
私は力技だけの高山に飽きて 「端山」や「日和山」の研究で 方々を跋扈している昨今だが、 四国は実にこういう里山が豊富である。 〈よくよく考えれば日本中実はさうなのだけれども。〉 .
これらの何とも魅力ある山容は 明らかに庵治石や小豆石を始めとする 花崗岩に拠るものだ。 .
高松いりする際、 今度は五剣山や屋島が目を惹いた。 寒霞渓と似たような、 急激な屹り立ちである。 ある人は「日本のギアナ高地」とまで 謂っていた。 しかし「ギアナ高地」なのは寧ろ屋島の方である。 五剣山は私に形容させれば 「日本のマウントラッシュ…
そして有名な「銚子」よりも、 この「四方指」の手前で 道を占拠する猿軍団に出会った。 .
その間アトラクトされ続けて折れて、 日本三渓谷の「寒霞渓」に登り、 ここでもアサギマダラに追いかけられた。 寒霞渓で充分満足だったが、 「四方指」で更なる感銘を受け、 「庵治の『セカチュー』よかここだろッ!」 と怒ったやうに憤ったのは、 近くの少…
アペリティブに小豆島。 (ドライマティーニのイメージで) オリーブ園を彷徨い、 ――宮沢和史が来てゐた――、 絶対的至極の名作『二十四の瞳』の 「岬の分教場」や「映画村」を訪ね、 聊か小声で辱らひ勝ちに 「大石小石先生〜ッ!…」 と叫んだかどうだかも、…
少し前もって入国できたので、 旧来の式に則り、 私は船で死国へ向かった。 「差し詰め、補陀落渡海のやうだな…」 と呟いたかどうだかは、 同乗した言語学者にでも 聴いてみる外はない。 .