この地球温暖化によって、今世紀中に海面が数十センチ上昇し、 日本の砂浜の９０％が失われるという。 つまり安全に海水浴ができるのは今世紀初頭だけなのだ。 「え？ お爺ちゃん、海でサーフィンしたことがあるの？ すっご〜い！」なんて会話が半世紀後には…

ただ波の力を体感するのはとても楽しいことだ。 水上に立つなんてアクロバティックなことまでエスカレート させずとも、ボディボードでスープ波に乗っていりゃ、 それだけで充分たのしい。 スープ波というのは、三角波が崩れたあとの、泡々で 白濁した波のこ…

水の上へこけるので、怪我などない安全な 軟派スポーツと思われがちだが、とんでもない。 Ｗとかトリプルの波――プロが喜ぶビッグサイズ――だと、 初心者はいっかな前に進めず、つまりは波の後ろ手に 回れないので、それで諦めて何か損したようだが、 それで正…

水中でフィンはそのまま刃わたり２０ｃｍや３０ｃｍもの ナイフと同じであり、「あ、当たったな」という直感の 直後、自身の解剖という見たくもないものを見てしまう。 身体障害者になる者だって少なくない。 だから夏でもウェットスーツを着る。 本人がいく…

そのときも、前進できずに苦しんだ。 で、沖で崩れなかった、小さい目 ――といっても余裕でＷ・トリプルある―― の波に二度ほどトライした。 〈よし、なんとか行けそうだ。〉 そしてアウト（沖）へ向かって進もうとしたが、 横へ横へ行く。 うねりのハザマで前…

若い頃、高波に挑戦して死にかけたことがある。 伊良湖のいわゆる“先端”において。 他のポイントがクローズ（荒れ過ぎ）だと、 ベテランはこのフェリー乗り場のすぐ横に集まる。 人間の身長の３倍や４倍もの波が起こるからだ。 当然パワーは物凄い。 初心者…

６月の２７日時点で真夏日連続１０日以上を記録した。 本来なら７月の下旬の現象だ。 もちろん観測史上初の異常気象である。 しかも６月で既に２度もの台風到来まであった。 そして和歌山の加太港で高波に戯れた無思慮な 若者たちが命を落とした。 わざわざ…

〜〜△〜〜 波乗り 〜〜〜〜△ .