Ⅰ.時節の挨拶;2004秋〜
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◎(−6).東南海大地震勃発********************
「東南海大地震」がついに起こったッ!
――そうなんかい?――。
と、思ったら、「別のメカニズム」
によるものらしい。
予想震源域より数十km南にズレているし。
もうあれで充分やん〜?
と、オネダリしても、
地震学者は違うと言い張る。
けれども震度5のマグニチュード7だぜぇ!
しかも19:07と23:58と、
二回も起こり、しかも
それぞれ5分くらいも激しく続く、
恐怖的なものだった。
確かに小玉ばかり;カスミ草のようなイントロだけで、
肝心要の十号玉が不発だったような、
呆気なさが余韻した。
とはいえ、東南海地震は阪神淡路の
場合と違い、ドーンッ!という強烈なものではなくて、
比較的激しいのが8分ばかりつづくと予想されており、
(;→周期は5秒、兵庫県南部の1/10で、震度5弱)、
では、それこそ「今日のでエエやん〜?」
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◎(−4).異常につぐ異常********************
また、ロシアではテロ、アテネでは五輪、
ドイツでは図書館火事、イラクやアフガニスタンは
相変わらずの泥沼状態、北朝鮮では大量脱獄
(あ、脱北;去年1年で1200人だったのに
. 今年は先日の28人とか既に1500人)、
そして日本ではマイワシが激減(450万t→5万t)し、
新宿御苑ではてっきりコケムシかと思いきや、
可愛らしい淡水クラゲが大量発生しているし、
いつの間にか24ヶ月未満だの20ヶ月だの
アメリカ牛肉のBSE検査がナシクズシ的に
論議が擦り替えられてきているし、
――確か対策万全で無問題が8年
. 続かなければ「清浄国」ではない――、
群馬県の浅間山の噴火があった。
何か異常な気運である。
フロンガスによるオゾンホールや、
森林伐採による異常気象もあろうが、
それ以上に大きな変わり目に来ている。
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◎(−1).キーワード整理の、今頃夏休みの宿題********************
そういうなか――戦火をかいくぐって――、
整理しなければいけない
キーワードが溜まっている。
そこで、瑣末なものはだいぶん
選より漏らしたつもりだが、
それでもまだまだ手に余る。
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◇(0.1).『はてなダイアリー』批判********************
以前にはこの「はてなダイアリー」の
キーワード機能を褒めたが、
「なんでこんな言葉すらないんだッ!」
って、最近では少々苛つき気味だ。
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◇(0.2).閉鎖的、限定世界********************
たしかに外界;グーグルやヤフーなら
検索できるので、わたし独り奮起する
こともないのだが、それなら
ハテナと外部のリンク機能を
フリーにするべきであって、
そうでなければ、もっと本場のブログに
このスタンスは奪われてしまうだろう。
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◇(0.3).本当の価値;真価と、近未来的労働と、その報酬********************
. あ、それか、リンク数の多い
キーワードを編集した人に、
リンク数に応じた歩合制の対価・
ポイントを与えるようにすればよいのだ。
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◇(0.5).結局ハテナってBBS?********************
書き込んだ直後、自分のページが
紹介されているか確かめると、
その、ものの5秒か10秒の
タイムラグによって、
もう「前の50件」か更にその前
に送り込まれており、
とんでもない数の人が参加している
ことだけは確かなようだが、
ということは翻って、
どれだけ価値のある内容を
提供しても、読む人がゼロって
場合だってありうるわけだ。
いや、むしろその方が多いだろう。
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◇(0.6).やる気あんのかッ?********************
となると全くのナンセンスである。
現状況の放置でズルズル行くなら、
運営者は全くの学生気分のアイデア産業であって、
育てるツモリがないのである。
いま一つの工夫がなければ、
これも淘汰されてしまう企画だろう。
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Ⅲ.ハーシェルに到る宇宙論の総覧
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★(2).古代ギリシアのタレスよりの「宇宙幾何学の精神」★☆★☆★☆★☆
古代ギリシアのタレス(;イオニア学派の祖で、
万物の根元を水と主張。また、日食を予言。
前7C後半〜前6C中頃。)
から中世ルネサンス期のポーランド僧
;コペルニクス(;地動説! 「天球回転論」、
1473〜1543。)に到る「宇宙幾何学の精神」
に対して
――フィレンツェのガリレイは木星の衛星を
発見してクザヌス&ブルーノによって継承された
地動説を確信するし、
ドイツのケプラーは遊星運行の三法則を発見、
オランダのホイヘンスは
光の波動説を説き土星の輪を発見した、
ドイツのカントは自然科学の理性を探求して
ボスコヴィッチ継承の星雲説を述べるし、
カントを受けてフランスのラプラースは
宇宙起源を驚異的な確率探究によって、
宇宙進化論に発展させれば・・・、
スイスのアブラハム・ルイ・ブレゲは天体運行の
軌跡の原理を小さな腕時計に持ち込んで
「トゥールビヨン」というブランドを確立したし――、
逆行的ながらもイノセントに
センス・オブ・ワンダーなロマンティシズム
(;つまり飽くまでも「趣味」の領域)
を探求した。
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★(3).不安を愉しむ妙な心;大口あいたヘビの前のカエル★☆★☆★☆★☆
オランダのリッペルスハイの眼鏡屋で
偶然に発見された、凸レンズ2枚による
望遠効果を享けて、ガリレオがスピノザが
レンズを磨きに磨いて、何十枚もの試行錯誤を経、
「眼の延長」は30倍にも50倍にも育成された。
但し精度が上がれば上がるだけ、
対象の光はクリアに見えるわけではなく、
介在物;空気があるためにふるふる揺れて
ぼやける――「シーイング」や「シンチレーション」――。
(;→やったことのある人はすぐさま思い出される筈だ。
. 最初は自分の血脈などの揺れではないかと
. イラつき、最後には眼と望遠鏡、そして星とが
. “一体”のものになる妙な感覚に陥る筈である。)
そしてそこに此岸の存在の儚さが投影され、
足元のさらわれた如き宇宙の中での
孤立感に耽ったのである。
タナトス側の、
テクニカルなナチュラル・トリップ
といえる。
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★(4).拒絶でなくて、冷静な分析★☆★☆★☆★☆
また、現代に必要な知性はこのような
「カオスモス」の藪の中に分け入り、
矛盾や不平や膠着(といった現実)が
単源的ではなくて、
錯綜し複雑な乱麻のシガラミによって
抜き差しならぬ汚穢な粘着に陥っている
実態をツブサに観察し、
それを単に洗い流せば済むことなのか
(;→そういう場合も多い!)、
突き刺さったナイフを抜けば
逆に動脈からの血が迸り出て
致命的に貧血状態となってしまうのものなのか、
「知恵の輪」の如き順序・手順が必要なのか、
中国マフィアに所場代&
原理主義に見か締め料を払わねばならぬのか、
酸化しないように塩水を刷毛びきしなければならないのか、
きっかり寸法でなくて多目にしなければならないのか、
高温での伸びを想定して
故意に寸足らずにしなければならないのか、
・・・・・・もろもろの特性は
熟練工のメチエ(;専業技術)によって把握され、
“経験”的に感覚化&“慣習化”されていく。
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★(5).忍耐々々;継続は力なり★☆★☆★☆★☆
それには三日坊主な飽きっぽさで
職を転々としていくフリーターの如き者には
推しても一向に測れないものであり
(;→それは人間を育てない。
その日ぐらしの食っちゃ寝の
愚劣な半-畜生へとどんどん退行させていく)
――永遠の部外者/さすらう異邦人/あくまでも
他人(自身に対してさえ永劫の他人;自己疎外)
/父殺しのマレビト――、
このことによっても社会の浅薄さが増長されている。
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★(6).属国の悪政★☆★☆★☆★☆
そして何故417万人ものフリーターが居て、
34%もの結婚“非”願望者が居て・・・
ということは長引く悪政での将来不安
なのは明らかだとしても、また何故
その「複雑な現実」に分け入らないかといえば、
やはり「軟弱であるから」であり、
その自信の無さは前回の敗戦と
その後の属国化にやはり原因している。
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★(7).野心を去勢されて宦官のような国家★☆★☆★☆★☆
何せ「軍隊」という爪・牙を抜き取られ、
他の猛獣;アメリカによって
「いいよ、守ってやるよ、心配すんな!」
なんて肩を叩かれても、
心もとないというものだ。
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★(9).幼少で純粋無垢な殺人者たち★☆★☆★☆★☆
その世界に馴染む子供たちは、
良識の欠如を嘆くことさえない。
何故なら、
良識なんてものはもはや壊滅し、
蹂躙され、
古い地層で化石化しているからだ。
――その養分を吸い上げろ!――。
もともと良識・善知を知らない子供たちは、
イノセントに殺人でも不道徳でも為していく。
〈アイラ・レヴィンの小説やその当時の映画に
そんな“無垢な殺人者”が描かれていたナ。〉
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★(10).我が身可愛さオゥンリー★☆★☆★☆★☆
何せ基準もなければ、隣人も親戚も先師も
大人たちは見てみぬフリ。
自分の身の安全だけが大切なエゴイズム連中だから、
オヤジ狩りの小僧たちのナイフでサッと財布を差し出す
(;→「ナイフ」で「サイフ」と韻を踏んでるので、
偶には褒めてほしい!)。
――こんな大人たちが果たして
. 尊敬に値するだろうか?
. どけっ!といって蹴倒し、
. 倒れた所へ唾を吐きかける
. しかないような奴らだ――。
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★(11).絶望し悲嘆に暮れる超々々極悪の凶悪犯★☆★☆★☆★☆
「おまえの娘を犯してやるぞ!」と凄んでも
「ハイどうぞ」と二つ返事なのだから、
凶悪犯も遣り甲斐を失って
「この先どうして生きていこう? 俺は確か“キョーアクハン”の筈なのに、 現代社会では俺はそう認識されない。 (皆がそうだから、だ。) 色々“差異化”を工夫してみたけれども、 さすがに紛争地域のゲリラやテロリストに 今日も“お株”を奪われてしまう。 ニュースに付け入るスキはない。哀しいナ。 やりきれぬ。いっそこのまま・・・・・・」
と、“痛くない”リストカットや飛び降り自殺を図って、
それでようやく念願である新聞に載せてもらえる、
――端っこの方に小さく、であるが――、
これで故人の遺志も浮かばれようというものだ。
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★(12).叡智的の、チークタイム★☆★☆★☆★☆
我々は蜂起せねばならぬ。
即ち、カオスモスを凝視し、
石の上にも3年、面壁9年、
貫き通して“絶対普遍”の法則を見い出し、
それを摘要しつつ、
脱属領的に世の中を改竄していかなければ。
――確かにスピードの時代であるが、
大勢が揃いも揃ってファーストなスキル・
即戦力に向き合うなら(:アップテンポ)、
敢えて逆行のスロウなバラードの叡智
があってもよい。
前者はガツガツした能力主義で、
目的意識や意味ばかりに囚われるのに対して、
後者は余裕を噛ます老獪なそれ。
前者が理知的パラノイアだとすれば、
後者は感性的スキゾフレニー、――。
ディコンストラクション(=脱&構築
/分解&修理)とは、改善なのだ。
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★(13).分解した機械を組み直そう!★☆★☆★☆★☆
前世紀&前々世紀&前々々世紀によって
「批判=分解」行為は了った。
これからは組み直す
「修理・修繕」の時代だといえる。
勇気を持て。
そして、為すべきを為せ!
人生は一回きり。
迷っているヒマはない。
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