2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
〜〜△〜〜 波乗り 〜〜〜〜△ .
.
ロミオエラーの多かった古代である。 死体はしばらく放置した。 その死体に魂を呼び戻す儀式はかなり原始的な、 幼稚なもの――映画『ポネット』を想い出せ――であった。 七夕の乞巧奠のような小道具を用いて、 中元の盂蘭盆のような祖霊を祀るテクノクラートの…
69歳で14年ぶりに魯国へ迎えられ、 その子:伯魚のもとへ帰ったら、 伯魚を始めとし、顔回とか子路など有力弟子たち が次々逝去していった。 そうこうする内、麒麟の死体が発見され、 「わが道、窮まれり」と感慨する。 腐った世には、吉兆の聖獣も、死…
しかし斉国から80人の美女軍団と、良馬120頭を贈られ、 緊縮を心がけてきた国家は散々に狂ってしまう。 愛想を尽かした孔子一門は魯国を出、 各国を放浪する。 道を尋ねても「ああ、あの体を動かして働こうともせず、 五穀の違いも分からない“聖人”様な…
「君、臣、父、子が本文を尽くすこと。それが政治の要諦。」 と答えた孔子は問者:景公には使えず、陽虎、公山弗擾 の申し出も断り、52歳にして魯君の定公に使え、 中都の長官となり、緊縮財政で名を轟かせた。 夾国の会では宿敵の、音楽演奏を装った、 暗…
3歳にして父を失い、かなり身分の低かった孔子だが、 逆境にめげずに、個人レベルの祭祀祈祷を、 国家装置・国家原理にしていこうと企む。 「そうそう粋がりなさんな、お若いの」と、 私塾が順風満帆となった孔子に対して、 老子が諭したという。 .
葬祭に伴う祝詞や礼式は、形骸化して まるで原型も、元の意味も失ってしまった今日においても、 複雑怪奇にして、容易には熟知しがたい。 が、幼少から明晰な少年だった孔子は、 高脚付きのマナ板「俎〔ソ〕」や、供物の高つき「豆〔タウ〕」 をミニカーやブ…
安倍晴明も母は狐である。 孔子の母は呪術師だったし、 その夫との青姦によって生まれた。 だから『霊幻道士』のような環境だったわけだ。 近代文明はあらゆる対象を明弁したがるが、 自民党と民主党の支持母体は共同なように、 ありとあらゆる対立は入り組…
プラトンが西洋合理の発端というよりは、 もっと非科学的な知性に長けてたように、 孔子という人も出生から生育環境に到るまで、 実に複雑怪奇な世界で生きていた。 .
. ●△●▽●△●▽●△●▽ ●△●▽ 孔子 ●△●▽ ●△●▽●△●▽●△●▽ . .
そう、余裕のない人は、 祖霊たちのエッセンスたる “自身”をまづ敬うべきなのだ。 決して運動不足にしてはならないし、 電磁波や環境ホルモンを浴びせ続けてもいけない。 アンバランスな食習慣で、 中性脂肪など増やしてはならない。 そのような不摂生をして…
ただし、忙しい者はこの限りではない。 ご先祖様が生きてたら、 「必須の要務をまづ行え」 と云うだろう。 「参拝だの墓参りなどしてる余裕があるのか?」と。
よって、スジからいえば、 先づは自身の祖霊を敬うべきである。 そしてその次が共同代理墓地である、 神社・仏閣だ。
古墳がそうだし、 祖霊をまつる墓と、 首長をまつる巨大墳墓は 同じものだった。 やがて共同墓地化が図られ、 まとめられ、そこに塔や鳥居など モニュメントが建っていった。
神社・仏閣・教会といった“聖地”は 元来パワーのあるポイントに 愛する者の遺体を葬った場所である。 おそらくはその再生が願われた。 当然、目だつ山が選ばれた。
つまり“祖霊”は生きて、 〈わたし〉とともにある。
私の親も、その親から、 祖父母もその親から、・・・・・・と、 ずうっと受け継いでいる。 だから一子相伝のミトコンドリアを 遡っていけば20万年前の アフリカ人なのだ。
〈わたし〉の肉体は、 親から受け継いだ1個の細胞が、 分裂してできたものだ。 今では60兆個にも及ぶ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
■□■□■□■□■□■□■□■□■
我々が読まなければならないのは、 儒教的な美学であり、 藤原惺窩の『仮名性理』であり、 林羅山の『三徳抄』であり、 山鹿素行の『山鹿語録』や『配所残筆』であり、 新渡戸稲造の『武士道』である。 これらは朱子学である。 対するに『葉隠』は陽明学なの…
藩内にあっては相当に計算高い俗物で、 陰口など叩く卑怯者でしかなかった。 早い話、いけ好かねえ野郎である。 パッとしないお荷物上司の典型だ。 喧嘩の現場ではうまい口上のみ放つことに徹する。 決して人助けのために剣を抜いたりはしない。 しかも、小…
ファンならファンでファンらしく調べて 熟知しておくことだ。でないと、公言などしたら、 思いっきり恥をかきかねない。 歴史、史実なんてものが為政者に都合よく 書き換えられたニセモノであることは、 ギンズブルグやトインビー以前から指摘されている。 …
武士道といふは死ぬことと見つけたり。 の一文で知られる山本常朝の『葉隠』だが、 言葉尻だけ捉えて浮かれていたのでは ヤンキーだ。 当然、協賛の書と思って読んでた、 山本博文の『「葉隠」の武士道』で、 生活臭ただよう実体が見えて気分を害した。 何あ…
▼▼▼ ▼▼▼ 葉隠;死狂ヒの行動学 ▼ ▼
ということは、肉体という牢獄は 修行のステージではないか。まさに。 最良のメンテナンスから始まる。 健全な肉体にこそ健全な精神は宿る。 健全な精神でこそ、健全な肉体運営ができ。 相関的。 ながら、内奥に沈潜消滅していかない。 外へ外へ発散されてい…
そして「生」の定義が問い直され、 主人公と舞台が作り直されるだろう。 そしてその頃も創造主が勝つだろう。 プラジュニア(=自然の叡智)をもっとド真剣に学ばねばならない。 瞑想で、発想転換ソフトを得た程度じゃサル以下だ。 我々は科学的にもっと外回…